朝。
日が出ると起床し、身支度を調える。
身支度を整えるとクリスお姉さまやローランお兄様に挨拶をしたら朝食を食べる。
朝食を終えると魔力循環訓練を行なう。
魔力循環訓練を終えると
「さてと今度は中級魔法だな」
今日からは中級魔法の訓練を始めようと僕は誰もいない森の中にいた。
さすがに、室内で火の矢を飛ばせるわけがないからだ。
まだ子供なので外出の許可が出るは不安はあったが、僕は外に遊びに出かける許可を貰いに行っても、母や長男たちは、あまり関心がないらしい。
「気を付けていくのよ」
クリスお姉さまが心配そうにしながらも料理の支度をしていた。
すぐに外出の許可が出て、僕は屋敷の裏にある広大な森の入り口に立っていた。
どこにでもある普通の森だ。
魔物などは一切住んでいないそうで、家族や領民たちが定期的に薪や山菜や木の実などを採集するそうだ。
ファブレ騎士爵家が管理する大切な生活資産というわけだ。
入り口付近ならそんなに危険があるわけでもないし、火魔法で木などを焼かなければ、家族から怒られることもないはずだ。
もし僕に万が一のことがあっても家が傾くはずもないので、完全に放任されているというのが現実であろう。
おかげで気軽に魔法の練習ができるので、ラッキーだと思ってしまう。
「目指せ上級」
本には、初級魔法で発動する魔法が判明したら、それがあなたの使える属性ですと書かれていたのだ。無・火・水・土・風・聖と何一つ問題なく発動できたのだ。
本に書かれた中級魔法を一つずつ順番に試すことにしたのだが、今の僕には中級魔法は早いようで1発使用すると即座に気絶したのだ。
中級魔法は、六歳である僕には早かったようだ。
魔力量は上昇しており、今では、初級魔法を8発発動させると気絶する程度である。問題は、中級魔法がいつぐらいに使えるようになるのか分からないので、魔力量を上昇させる方法を考えることにした。
ちなみに日ごろから行っている魔力量を上昇させる方法だと夜中にベッドで魔力を大量消費して魔力量を上昇させる方法である。上昇率は大よそ1%である。この方法だといつぐらいに中級魔法が使えるのか謎である。
しばし、漫画やアニメ等を思い浮かべ、色々考えたが、何も思いつかないので、少し休憩することにした。
休憩している間にあることが閃いた。
本好きの下克上の主人公のマインがやっていた『魔力圧縮』である。
魔力を圧縮すれば、使用可能な魔力量は増えるはずだ。
身体にある魔力を中心に集め、強引に押し込める。
魔力圧縮を常時するのは、難しかったので、魔力循環訓練が終わってから根気よく行なうことにした。
「魔力圧縮が出来るまで時間がかかるだろうから、初級魔法を鍛えるか活用方法でも考えた方がいいかな」
初級魔法で出来る活用方法なんてさほどなく、せいぜいが時空間に属する魔法の一つで、物の品質劣化を覚えたことぐらいだ。
魔力圧縮のコツをつかんだのは、3週間後であった。
魔力圧縮が出来るようになったのだが、いまだに圧縮率は、0.1%ぐらいである。
中級魔法を放てるようになったのは、魔力圧縮が出来るようになってから2ヵ月後である。
次
日が出ると起床し、身支度を調える。
身支度を整えるとクリスお姉さまやローランお兄様に挨拶をしたら朝食を食べる。
朝食を終えると魔力循環訓練を行なう。
魔力循環訓練を終えると
「さてと今度は中級魔法だな」
今日からは中級魔法の訓練を始めようと僕は誰もいない森の中にいた。
さすがに、室内で火の矢を飛ばせるわけがないからだ。
まだ子供なので外出の許可が出るは不安はあったが、僕は外に遊びに出かける許可を貰いに行っても、母や長男たちは、あまり関心がないらしい。
「気を付けていくのよ」
クリスお姉さまが心配そうにしながらも料理の支度をしていた。
すぐに外出の許可が出て、僕は屋敷の裏にある広大な森の入り口に立っていた。
どこにでもある普通の森だ。
魔物などは一切住んでいないそうで、家族や領民たちが定期的に薪や山菜や木の実などを採集するそうだ。
ファブレ騎士爵家が管理する大切な生活資産というわけだ。
入り口付近ならそんなに危険があるわけでもないし、火魔法で木などを焼かなければ、家族から怒られることもないはずだ。
もし僕に万が一のことがあっても家が傾くはずもないので、完全に放任されているというのが現実であろう。
おかげで気軽に魔法の練習ができるので、ラッキーだと思ってしまう。
「目指せ上級」
本には、初級魔法で発動する魔法が判明したら、それがあなたの使える属性ですと書かれていたのだ。無・火・水・土・風・聖と何一つ問題なく発動できたのだ。
本に書かれた中級魔法を一つずつ順番に試すことにしたのだが、今の僕には中級魔法は早いようで1発使用すると即座に気絶したのだ。
中級魔法は、六歳である僕には早かったようだ。
魔力量は上昇しており、今では、初級魔法を8発発動させると気絶する程度である。問題は、中級魔法がいつぐらいに使えるようになるのか分からないので、魔力量を上昇させる方法を考えることにした。
ちなみに日ごろから行っている魔力量を上昇させる方法だと夜中にベッドで魔力を大量消費して魔力量を上昇させる方法である。上昇率は大よそ1%である。この方法だといつぐらいに中級魔法が使えるのか謎である。
しばし、漫画やアニメ等を思い浮かべ、色々考えたが、何も思いつかないので、少し休憩することにした。
休憩している間にあることが閃いた。
本好きの下克上の主人公のマインがやっていた『魔力圧縮』である。
魔力を圧縮すれば、使用可能な魔力量は増えるはずだ。
身体にある魔力を中心に集め、強引に押し込める。
魔力圧縮を常時するのは、難しかったので、魔力循環訓練が終わってから根気よく行なうことにした。
「魔力圧縮が出来るまで時間がかかるだろうから、初級魔法を鍛えるか活用方法でも考えた方がいいかな」
初級魔法で出来る活用方法なんてさほどなく、せいぜいが時空間に属する魔法の一つで、物の品質劣化を覚えたことぐらいだ。
魔力圧縮のコツをつかんだのは、3週間後であった。
魔力圧縮が出来るようになったのだが、いまだに圧縮率は、0.1%ぐらいである。
中級魔法を放てるようになったのは、魔力圧縮が出来るようになってから2ヵ月後である。
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