様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 桃色カバサンの依頼を終えたのだが、1つ困った問題が起きたのだ。

「ねえ・・・ルーク」

「・・なんだ」

 ドキドキ

 と心臓が脈打つ。

「・・・大丈夫」

「・・・ああ」

 桃色カバサンの影響で、ハクカ、リア、ミュウ、エリーゼ、セイを意識することになったのだ。
 ハクカは、元々なので問題なく、セイも冒険者で忙しくいないので問題ないのだが、ミュウとエリーゼとリアに対しても心臓がドキドキと脈打ち、まともに顔が見れない。
 顔を見た後、頭が働かないので・・・困った事態なのだ。
 俺は、素直に説明した。

「桃色カバサンですか」

「正直、悪いな」

 ミュウたちに態度が変である事を謝罪した。

「私たちなら大丈夫だよ」

 ミュウたちの優しい言葉に安堵した。

「それで、ヴェンデリン様は?」

 エリーゼが身を乗り出して尋ねてきたのでまずい状態だったが、

「エリーゼ落ち着こうね」

 ミュウが接近を阻止してくれたはいいのだが、全く俺の心臓は、落ち着かなかった。

「・・・ヴェルは、アマーリエさんと知らない人間が4人だったらしい」

「アマーリエさん?」

「確か兄嫁よね」

「ああ」

 俺の煩悩は日数が増すごとに増えていた。
 何しろリアとの接触回数が、増え、手を繋いだり、デートの時間が大幅に増えたのだ。
 ミュウも同様に、手を繋いだり、一緒に屋台の料理を食べたりしたのだ。



 ある日。
 俺の意識とは裏腹にハクカを抱きしめていた。

「ルー・・・んっ・・ぁ・・・」

 ハクカの唇にキスをしたのだ。
 ハクカが驚きで目を見開きながら大人しくキスを受け入れてくれた。
 次第にハクカが欲しい気持ちが増してきた。
 舌でハクカの舌を絡ませあいながら

「・・・ぁっ・・・・・んっ・・・クッション」

「・・・あ・・・すまん」

「ううん」

 一気に静まった。

「・・大丈夫」

「ああ・・・一応、落ち着いたからな」

 ハクカの心配そうな声と表情に大丈夫だと伝えた。
 どうやら桃色カバサンの影響は1ヶ月で静まるようであった。
 丁度ハクカの誕生日であり『国宝布のリボン』をプレゼントした夜であった。

 心臓のドキドキは、変わらないが、冷静になった俺は、ハクカが目を閉じたので、再度キスをした。
 桃色カバサンの影響で、異性の友達から好きな女の子に変化したのだ。
 ちなみにエルは、ブランタークさんによって、大人のお店に連れて行き、煩悩を発散したそうだ。
 リッドは、ひたすらにワーレイさんたちと模擬戦で煩悩を発散させたそうだ。

 最後のヴェルは、エリーゼとイーナとルイーゼと口直しをしてもらったそうだ。



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