様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 僕たちが、到着する。
 アガ・スーに挑むのは、

 和弘、アリス、タマキ、ミア、ルシアたちの決戦パーティ。

 そして、高等部組からは、

 結城先輩、啓子さんの忍者コンビ。
 他に高等部の火魔法の使い手。どちらも男子生徒で、二年生と一年生だ。
 連れてきたふたりは、共にランク6であるということだ。

 育芸館組からは、

 僕、ハクカ、アカネ、アリハのパーティ。

 長月 桜、高橋百合子と最上潮音の火魔法ランク8コンビが参戦する。

 現在レベル20である。

 ぼくたちを入れて、決戦班は合計で16人。
 三つのパーティに分かれることになるだろう。

 和弘が、なにが起きたか説明する。
 説明の間にころころとパーティを組み換え、全員にぼくと和弘の付与魔法をかけておく。
 特に、こうなってくるとアイソレーションは重要だ。

 アイソレーションとは付与魔法ランク7である。効果は、精神系魔法や占術、探知系魔法から身を守るのである。
 本当は、付与魔法ランク9のシェア・フィールドを使いたいところなんだけど、簡単にいうと、テレパシー・リンクで情報を共有する魔法である。
 かなり距離が離れてもテレパシーで会話できるから、大人数になるほど効果がおおきい。

 アイソレーションを使うと、シェア・フィールドは使用できない。
 どちらが重要かって、絶対に精神攻撃耐性の方が重要。
 ひととおり説明が終わり、新たにパーティを組み直す。

 第一パーティは、和弘、アリス、たまき、ミア、ルシア、長月。
 第二パーティは忍者夫妻と高等部の男子ふたり。
 第3パーティは、僕、アカネ、ハクカ、アリハ、シオネ、ユリコ。

 作戦については、情報共有後、結城先輩が提案したものに乗ることとなった。

「拙者、まともに正面から戦うのは愚の骨頂と考えたでござるよ」

 面頬の奥で、結城先輩は不敵に笑ってみせる。

「といっても、奇抜な策はないでござる。我々がするべきことは、しかるべき場所にしかるべき火力をあらん限り叩きこむことでござろう。それでダメなら、諦めて一時後退でござるよ。光の民を肉の壁として、次善の策を練るでござる。さて、その作戦でござるが……空に飛び、エレの偵察で判明したアガ・スー本体めがけて、MPが尽きるまで火属性攻撃魔法を連打、これだけでござる」

 あ、ほんとに単純な作戦だった。
 でもそれしかないかな。



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