彼方で大暴れする二体のケンタウロス型モンスターの姿。
まだかなり距離があるのに、その巨体のせいでかなり近くに見える。
メキシュ・グラウ。
すでにパラディンと交戦していた。
やはりパラディンが押されているがそこに風エレが適宜足止めのための雷を放っているため、防戦であっても致命傷とは程遠いようだ。
僕は、再度ディフレクション・スペルから、フィジカル・アップ、マイティ・アーム、キーン・ウェポン、スマート・オペレイション、レジスト・エレメンツ:風と火、ヘイストをかける。
すると、先ほどまで、防戦一方だったパラディンたちが徐々に均衡を崩し、ついにメキシュ・グラウの腹に一閃していた。
もう一方のメキシュ・グラウは、炎の矢を受けた影響で右手が消し飛んでいるため、すでに致命傷一歩手前の状態になっていた。
「長月さんとアカネは、致命傷一歩手前のやつから倒して」
「はい」
僕の指示で、二人とも立ち向かっていった。
長月さんは、突撃していき、そのフォローにアカネが行っていた。
僕たちは、もう一方のほうだけど、雷の剣を振り下ろしてきた。
再度
「アクセル」
頭上に雷の剣が振り下ろされようとしていたので手を頭の上に掲げ
「リフレクション」
薄桃色のバリアが発生し、雷の剣を反射し、メキシュ・グラウは、自分の雷と剣の衝撃で立ち止まってしまった。そこを見逃すパラディンではなく、背中に右手に一太刀を浴びせる。これであのメキシュ・グラウに剣や弓による攻撃の威力は下がったはずだ。
そして、ここからメキシュ・グラウは、まともな反撃ができず、アカネの槍を首に受け、長月さんの槍を腹に受け、消滅した。
『魂くらいが発動しました』
メキシュ・グラウが落とした黄色い宝石を二個、回収する。
ひとつでトークン百個分だ。
大切に使わせて貰おう。
さきほどまで逃げ惑っていた数十名の兵士たちが、離れたところから、唖然としてぼくたちを見ている。
ざわつき、戸惑っているようだった。
命が助かったことが、まだ信じられない様子である。
こんなに大勢の人間を治すには、ハクカ一人では足りないな。
軽症の人間は放置しよう。
僕は、使い魔を送還していたら、志木さんがやってきた。
「・・・お疲れ様・・・」
少しすると、和弘たちは、嵐の寺院に突入するそうだ。
「・・・・和弘たちだけで大丈夫か?」
僕とハクカは、兵士たちの治療に回っていた。護衛は、アカネと育芸館から二人ほど派遣された。
しばらくすると、和弘たちから無事に楔を開放したことが伝えられた。
「僕たちは、ここでモンスター退治かな」
僕たちは、お昼ご飯を食べながら言う。
「・・・あと少ししたら撤退していいわ」
カルボナーラを食べながら志木さんが言う。
「いいのか?」
「ええ・・・・強いモンスターは、大体倒したから、後はここの兵士たちだけでも何とかなるわ」
「それもそうか」
午後3時
嵐の寺院周辺のモンスターの大半が倒されたのを確認した僕たちは、世界樹に戻ることにした。
次
まだかなり距離があるのに、その巨体のせいでかなり近くに見える。
メキシュ・グラウ。
すでにパラディンと交戦していた。
やはりパラディンが押されているがそこに風エレが適宜足止めのための雷を放っているため、防戦であっても致命傷とは程遠いようだ。
僕は、再度ディフレクション・スペルから、フィジカル・アップ、マイティ・アーム、キーン・ウェポン、スマート・オペレイション、レジスト・エレメンツ:風と火、ヘイストをかける。
すると、先ほどまで、防戦一方だったパラディンたちが徐々に均衡を崩し、ついにメキシュ・グラウの腹に一閃していた。
もう一方のメキシュ・グラウは、炎の矢を受けた影響で右手が消し飛んでいるため、すでに致命傷一歩手前の状態になっていた。
「長月さんとアカネは、致命傷一歩手前のやつから倒して」
「はい」
僕の指示で、二人とも立ち向かっていった。
長月さんは、突撃していき、そのフォローにアカネが行っていた。
僕たちは、もう一方のほうだけど、雷の剣を振り下ろしてきた。
再度
「アクセル」
頭上に雷の剣が振り下ろされようとしていたので手を頭の上に掲げ
「リフレクション」
薄桃色のバリアが発生し、雷の剣を反射し、メキシュ・グラウは、自分の雷と剣の衝撃で立ち止まってしまった。そこを見逃すパラディンではなく、背中に右手に一太刀を浴びせる。これであのメキシュ・グラウに剣や弓による攻撃の威力は下がったはずだ。
そして、ここからメキシュ・グラウは、まともな反撃ができず、アカネの槍を首に受け、長月さんの槍を腹に受け、消滅した。
『魂くらいが発動しました』
メキシュ・グラウが落とした黄色い宝石を二個、回収する。
ひとつでトークン百個分だ。
大切に使わせて貰おう。
さきほどまで逃げ惑っていた数十名の兵士たちが、離れたところから、唖然としてぼくたちを見ている。
ざわつき、戸惑っているようだった。
命が助かったことが、まだ信じられない様子である。
こんなに大勢の人間を治すには、ハクカ一人では足りないな。
軽症の人間は放置しよう。
僕は、使い魔を送還していたら、志木さんがやってきた。
「・・・お疲れ様・・・」
少しすると、和弘たちは、嵐の寺院に突入するそうだ。
「・・・・和弘たちだけで大丈夫か?」
僕とハクカは、兵士たちの治療に回っていた。護衛は、アカネと育芸館から二人ほど派遣された。
しばらくすると、和弘たちから無事に楔を開放したことが伝えられた。
「僕たちは、ここでモンスター退治かな」
僕たちは、お昼ご飯を食べながら言う。
「・・・あと少ししたら撤退していいわ」
カルボナーラを食べながら志木さんが言う。
「いいのか?」
「ええ・・・・強いモンスターは、大体倒したから、後はここの兵士たちだけでも何とかなるわ」
「それもそうか」
午後3時
嵐の寺院周辺のモンスターの大半が倒されたのを確認した僕たちは、世界樹に戻ることにした。
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