様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 校庭での戦いが終わった。
 僕たちは、

「育芸館に戻る?」

「そうですね」

 育芸館に戻ることにした。

「あの・・・私、カズさんたちのところに行っていいですか?」

「ああ」

 アリスと別れた。
 その途中、銃声が聞こえたので、急いで慎重になりながら向かうことにした。

「ミアちゃん」

 隻腕姿で傷ついているミアを発見した。

「ハクカ」

「・・・・ハァハァハァ・・・・うん。ラピッド・ヒール」

 ハクカが息を乱しながらも、ミアに駆け寄ると治療魔法を使用した。
 治療魔法ランク5である。
 ラピッド・ヒールは、通常のヒールの3倍の回復効果を持つ魔法である。

「ん、ありがとう。ハクカちん」

 ミアが笑顔でお礼を述べていた。

「大丈夫?」

「ん」

「・・・・何があった」

 僕が聞くとミアがジェネラルから始まり、ヘルハウンドの顛末を話してくれた。

「ん・・・アキっち・・・表情が硬いよ」

 よほど表情が硬かったらしく、ミアから言われた。

「ああ・・・・ごめん」

「ん、勝つためだから納得している」

「・・・・・・・そうか」

 僕は、ミアをお姫様抱っこすると、育芸館に慎重に戻ることにした。

「特に何もないな?」

「そうですね」

「ん、目的を達成したから逃げたんじゃ」

「目的か」

「・・・アキ君、ハクカちゃん、ミアちゃん、アカネちゃん」

 育芸館に戻る最中に、志木さんを見つけた。

「所で」

 銃声についてたずねた。
 すると

「・・・ごめんなさい」

「ん、ステイシスがかかっているなら問題ナッシング」

「だが、ミアの腕を使って何をする気だ?」

「さあ?」

「・・・う〜ん」

 アカネとハクカが首をかしげていた。
 僕は、ミアと志木さんに視線を向けると、二人とも頷いていた。
 二人ともミアの腕の使い道に思い至ったらしい。だが憶測なので、志木さんから黙っているようにと視線を向けられた。
 そんなこんなで志木さんと合流しながら、育芸館に戻った。



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