ケイの転生小説 - 迷宮を8
3000人の学徒たちが居並ぶ講堂で、一人の壮年の男が眼下にそれを見下ろしていた。文武省の出先機関である「学閻」。その役目は日本国が国内の異能を開発するとともにそれを管理し、日夜繰り広げられる他国との武力競争に先んじる為である。
だが実際には日本国の支配階級「規族」が一族の秘儀とも言えるスキル構成を秘匿したがる為、その異能の管理は十全とは言えない。
だが、一人のレベル伍の存在は一個大隊にも相当し、レベル捌なら一個師団、レベル拾なら一国の軍隊にすら匹敵する強力な存在となる。
学閻はその開発を担う国の重要な機関と目されていた。もっとも、独自の教育方針を持つ有力規族達からは、仕官する為に義務付けられたこの学閻制度を忌み嫌うものもあるが。

「ようこそ。学閻へ」

低い朗々とした声が講堂に響く。大きな声ではない。マイクも使っていない。だが一切の音を吸収する暗黒星の様な男の声が一瞬にして重い沈黙を作り出していた。
この男こそ現学閻の最高責任者。
学長、石動欧鵠(イスルギオウコク)である。
年のころなら50前。それでもそのがっしりとした体躯には微塵の緩みもみられない。元日本国大将の肩書きを持つこの男の魅力の前に、講堂内では男女問わず、既に気絶するものが相次いでいた。

「学閻は諸君を歓迎する。命永らえ、日本国の為に勉学に腐心するを期待する」

学徒達の中に、自分を勝気に見上げる少女に石動は気づいていた。

(鳳凰院の娘か)

石動は口の端を曲げると、言葉を続けようとして、不思議な気配を感じて眉をしかめる。

(・・・なんだこれは?あの、娘か?あれは確か・・・)

美しいとも言えるし、学閻の中ではかなりの部類に入る力は持つだろうが、それだけの、なんと言うこともない程度の少女が、自分の魅力に抗い困惑気味に見上げている。確か、30年ぶりだかの隷奴出身の合格者。

(私が、悪寒を感じている?)

しばらくなかった感覚を、石動は気の迷いと断じて講演を続けるのだった。



「何だ。来ていたのか。君でも娘の晴れ姿が気になると見える」

石動が新入生歓迎の式典を終え学長室に戻ると、一人の長髪の男がソファに腰掛けて何かの書類に目を通していた。

「勝手に入った。許せよ」

「許すも何もないさ。元帥殿」

石動は精精32,3にしか見えぬ、彼から比べれば若輩の男と、まるで同輩でもあるように話しかけた。あまつさえ、彼を日本国軍の最高司令官の呼称で呼ばったのである。

鳳凰院舜怜(ホウオウインシュンレイ)。
軍神と渾名される日本国の最終戦力。彼一人で他国と一線交えられるほどの武力を有する。その正確な年齢は誰も知らない。
長身にして美麗。その頑強な筋肉を目にしなければ、女性と見間違えてもおかしくない美貌。
100年とも200年とも言われる彼の長大な寿命。何らかのスキルの恩恵で、年も取らずに日本の軍部に君臨しているのだ。

「戯れに作った子供が、麗華で8人目か。意外と少ないだろう?何十年ぶりかに子を為したが、あれは優秀か?」

「それはこれから分かることだ。だが、性能は主席だそうだ。正直、いつ卒業してもらっても構わん部類だよ」

「そうか。それはよかった・・・」

鳳凰院はそんな会話をしながらも高速で書類に目を通していく。「任務かね?」と石動が尋ねると、気だるそうにあぁ、と答えた。

「富士迷宮攻略作戦だよ。富士だ。第283回富士迷宮攻略作戦だとさ」

「またか」

「陛下にも困ったものだ。攻略不可能と延々進言しているのだがな。今回は私にも参加しろとの仰せさ」

「君も大変だな」

「そうでもない。大半の仕事は部下任せさ。ところで娘から面白い話を聞いたんで今日は来たのだ。なんでも30年ぶりに隷奴から合格者が出たそうじゃないか。しかも今時点でかなりの力を有していると言う」

「わくわくしながら言うなよ、鳳凰院。国家安全上は由々しき事態だ」

「似てると思わないか?30年前のあいつに。あの小生意気で、弱小で、でも憎めなくて、最後には我々を揺るがすほどだった・・・」

 俺達が殺したあいつにさ、と鳳凰院が可笑しそうに口を滑らす。
 石動は憮然としたまま、似てなどいないさと返事を返した。



「さぁ、どうしようか」

「うんと、彩香さんの話だと、学閻って好きな授業を好きなだけ受けられるんだよね?」

入学式が終わり、茜と舞と麗華は今日から始まる学閻生活に気持ちをわくわくとさせていた。
魔王(奴隷)と化した彩香は先任者であるのどかと茜に服従を誓っており、次の様なアドヴァイスをして3人を感心させたのである。

『学閻ではすべてが金と成績でどうにかなるわ。しかし金で成績を買うことは出来ず、また成績を金に換えることもできないの。松涛迷宮を踏破した3人なら分かると思うけど、敵対生物が落とすドロップ品。それを換金することでまずは金を稼ぎ、装備を充実させ、各種の施設を使用するようにした方がいいわ。レベルアップとクラスチェンジの施設は、国が学徒の能力を把握する為に無料にしているけど、後の施設、例えば剣術道場とか武道場とか、魔法院とかは技術を習得するのに莫大な金がかかる。門をくぐるのに一定上の成績が必要だしね。3人の実力なら、まずは松涛迷宮を攻略したらどうかしら?終わる頃には小金が貯まって ると思うわ』

そう言って彩香は3人に小さな小袋を渡した。見た目の数千倍の容量を持つ魔法道具、「クラインの胃袋」であった。

『とりあえずそれが一杯になるのを目安にしたらどう?』

「って言ってたけど」

彩香と茜の関係を認めたのどかは今となっては不機嫌になることもない。魔王化したのどかと彩香の間には不思議なシンパシーがあるらしく、どうやらそれは魔王使いとしての茜の能力と関わりがあるようだ。

「そうだね。あわよくば茜の手足になる魔王も増やしたいし・・・第一候補は舞かな」

「・・・え」

「もう!それはやだって言ったでしょ」

茜が可愛い頬を膨らませてのどかに怒ってみせる。どうも魔王化した後ののどかは彩香と一緒で茜に魔王をはべらせることに積極的は発言が目立つ。魔王化の危険性を茜に説いたのどかとは、その面ではまるで別人だった。

「まぁ明日から、かな?それともこれから―――」

「どうしたの?」

茜が首を傾げると、のどかはしっと茜の唇を指で押さえる。そして少しだけ目を瞑り、獣耳をひょこひょこと動かすと、あっちだ、と小さく呟いた。

「誰か、襲われてる」

そう言ったのどかの視線に茜が「うん」と頷くと、のどかはすぐに走り出した。茜と舞もその後を追う。もともとが最底辺の弱者であった為に、3人は助けを求める他人を見捨てる傲慢さが足りなかった。
それが、この学閻で美徳と呼べるかは別にして。

「なにしてるんだ!」

息一つ乱すこともなく、舞を置き去りに走った二人がたどり着いたのは薄暗い路地だった。そこでは学徒の制服を着た数人の男達が、たった一人の少年をいたぶっていた。男達は一目で規族としれる家柄の良さがにじみ出ていたが、同時に善良とは言えない下卑た表情で茜たちを振り返った。

「ああん?なんだお前ら。関係ない奴は引っ込んでろよ?」

4年制の学閻における3年生。それは制服の色で知れた。一年生は青。二年生は赤。三年生は紫。四年生は白。学閻内では制服だけで学年が知れる。もっとも、それが実力に比例しているかは定かではないが。
 男達の足元では、黒くくすんでしまった少年がひくひくと震えていた。恐るべきことに学閻内は完全な治外法権。殺人を犯そうが集団暴行を行おうが誰もそれ を咎めはしない。実際には、「心ある」学徒たちが組織する「生徒会」が取り締まっているようであるが、バレなければ何をしてもいい、と言うのが学閻という場所であった。

「なんだ、なかなかいい女じゃねぇか」

 舌なめずりをした男のリーダー格らしき男が茜の足元から胸元までをねめあげる。

「生意気な男殺すよりお前ら犯したほうが楽しそうだ。おい、捕まえろ」

「おう」

 目をぎらぎらさせた男達が茜とのどかに向かってにじり寄って来る。

「の、のどか。どうしよう」

「ふぁ?」

 男達の剣幕に戸惑い震える茜に、のどかはつまらなそうに欠伸をしながら返事をした。

「茜ったら。ただの雑魚だよ?いちいち下っ端の殺意に反応してたらキリないよ〜」

「ふ、ふざけんなっ!」

 のどかのあまりな物言いに男のうちの一人が激昂して襲い掛かってきた。のどかは「にゃー」とふざけて笑うと、猫がするように両手を豊満な胸の前で丸めて見せて――――
 次の瞬間には、男が路地のビルの壁面にたたきつけられ、学徒制服がはじけ飛んでいた。

「は?」

「ち、致死にいたるダメージだと?」

 男達が素っ頓狂な声を上げる。学徒制服が消失したと言うことは、男が本当なら死んで可笑しくないダメージを受けたことになる。だがのどかは相変わらずつまらなそうに欠伸をしているだけだ。

「な、何をしやがった?」

「ねこぱんち」

 男の呆然とした声に、のどかは涙が混じる目元を緩め、にやりと笑った。
 ちなみにこの時点でのどかの魔王化は完全に完了していた。補正を含めたパラメーターでは、14,694人が在籍する学閻内で、すでに100位以内にまで上り詰めていた。

『学徒番号:87-1-2819
固体名:秋風 のどか
レベル:弐
種族:魔王(第一段階)
職級:獣人
筋力:9(ただし死霊王補正により3178)
敏捷性:6(ただし死霊王補正により2752)
知力:9(ただし死霊王補正により723)
魔力:1(ただし死霊王補正により202)
魅力:22(ただし死霊王補正により1742)
保有スキル:ノーライフキングlv.1  終焉の獣属性 魔獣化 死霊の叫び 超感覚 魔根』

「くそがっ。魔法を使う。そいつを足止めしろっ」

「わ、わかった」

 リーダー格が呪文の詠唱を始めると、男達がのどかを止める為に飛び掛ってきた。のどかはもはや拳を使う気にもならないらしく尻尾をぶんと振り回すだけで男達は制服を失って壁や床に叩きつけられる。
 死霊王というアンデッドと魔王の二重補正により、のどかの戦闘能力はレベルにして陸に迫ろうとしてた。茜の、つまり戌神の3倍の筋力値を持つのどかを力づくで止められる者は学閻内にもあまり存在しなかった。

「馬鹿め。喰らえ化け物女っ!『漠焔硝火(アーリア・フレア)』!!」

「茜」

「うん」

 猛烈な炎の塊が、男の手から二人に向けて迸る。茜とのどかは火炎を前にして、飛んで火炎をかわした。

「さぁて、じゃ、私も。『呪われよ』」

「あ、あぁ、あぁ、ああああああああああ!!!わうあぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁ!!!!!」

 突然、男達全員が発狂したように叫び始めた。じょーと音を立てて尿を漏らし、恐慌に陥って叫びながらほうほうの体で逃げ出していく。
 死霊の叫び。
 発狂とともに敵を無力化するのどかのスキルであった。

「初めから、それすれば良かったんじゃない?」

「え?」

 茜の言葉を、のどかはあははと乾いた笑でごまかした。

「君、大丈夫?」

「あ、あぁ、ありが・・・と・・・」

 それは小さな少年だった。薄汚れてはいたが顔立ちは美少女のように美しく、体は華奢で庇護欲をかきたてる。男達が生意気な、と称したような雰囲気は微塵もなく、小動物の様な雰囲気が垣間見える。
 下級規族といったところだろうか?
 確実なことは外見からでは分からない。いや、一つだけ確かなことがある。

 (この子は、もう・・・)

 助からない。それは目に見えて明らかだった。内臓がいくつか破裂し肋骨が折れ、肺にささっていそうだった。生憎、茜ものどかも回復魔法を習得してないばかりか相性が最悪だった。
 何せ魔王使いと死霊王なのである。

「茜、どうする?」

「ど、どうするって・・・」

 のどかの言葉に茜は困惑する。少年を救う方法が一つだけある。魔王化である。
 脆弱な人間であれば死ぬような怪我でも、強靭な体力を持つ魔族の肉体なら瞬く間に治癒するだろう。それはわかっている。わかっているが、しかしそれは、いずれにせよこの少年の人としての命を終わらせることを意味している。
 茜が戸惑っていると、のどかが少年の傍にひざまずく。その頭部を慎重にやわらかい太ももに乗せてやりがなら、のどかは少年の耳元で囁いた。

「生きたい?人ではなくなっても、生き延びたい?」

 のどかの問いに少年はびくりと震える。見ればかわいそうに、命の瀬戸際だと言うのに、可愛い少年のペニスが茜とのどかの魅力にあてられてビンビンに勃起していた。
 少年は逡巡した様子だったが、それでも小さく、しかし確かにこう言ったのだ。

「・・・いきたいよ・・・」

 のどかは茜に視線を向けた。茜もまたのどかを見つめる。やがて茜は諦めたようにため息をつき、そっと少年の股間に指を這わせた。

「・・・ふわ・・・」

「すぐに終わるからね」

 少年のズボンの中に、茜の白魚のような指がもぐりこみ、そっとペニスを握った。

「んふっ」

 びくりと震える少年だが、同時に口から血を吐いていた。あまり時間がない。ズボンからペニスを取り出した茜は、少年の意外に立派な15cmほどのペニス をしゅしゅっと2、3度扱くと、スカートを履いたまま少年の上にまたがり、下着の隙間からペニスをヴァギナに押し当てた。

「ふぅんっ・・・」

 少年がまるで少女の様な表情であえぐ。ぬぷと音を立てて、少年のペニスが茜の中に飲み込まれていく。

「苦しいよね?すぐに出させてあげるね。んん、あん・・・」

 茜は膣内で少年のペニスを優しく揉んでやる。それだけで、まだ腰も使ってないと言うのに少年は達してしまっていた。

「いひぃ!いっちゃううううううううううう!!!」

 少年がのどかの太ももに顔を押し付けながらびくびくと震える。のどかは少年が動き過ぎないようにぎゅっと抱きしめてやる。
 豊満な乳房が少年の顔を包み込む。
 どぴゅっと音すら立てて、茜の膣に少年のかわいい精液が吐き出される。

「ん、んん」

 茜が膣内で少年の射精を感じると、端末が人口音声を奏でた。

『伊藤園智樹(イトウエントモキ)を魔王化しますか?』

「・・・はい」

 茜が決意と共にそう応えると、智樹というらしい少年は、矯正と共に身を捩り始めた。

「あぁっ!!」

 肉体が別の何かに変わっていく感触とはどういうものだろう。

「あ、ふぅ」

 数分後、少年の傷は完全に癒えていた。

 『学徒番号:87-1-1034
固体名:伊藤園 智樹
レベル:弐
種族:人類(魔王化進行中 進捗率2%)
職級:銃士
筋力:137(ただし魔王補正により163)
敏捷性:208(ただし魔王補正により234)
知力:98(ただし魔王補正により124)
魔力:138(ただし魔王補正により164)
魅力:119(ただし魔王補正により135)
保有スキル:魔王lv.1 魔弾の射手 魔銃 魔肛
!スキル:魔王lv.1を取得しました 魔王化が進行しています。現在進捗率2%。第一段階達成まで残り約49時間です
!スキル:魔銃 「スキル:銃器の取扱」が魔王化しました。身体の一部を任意に魔銃化することが出来ます
!スキル:魔弾の射手 「スキル:千里眼」が魔王化しました。打ち出した弾丸に自動で相手を追尾する魔弾補正が付きます
!スキル:魔肛を引き出すことに成功しました。あらゆるペニスを快楽と共に受け入れるヴァギナを超える極上の肛門を取得しました。』

「主様、お名前をお聞かせください」

 少年は上に跨るペニスを飲み込んだままの茜に対して慇懃にそう言った。

「茜、だよ。智樹君」

「茜様」

 少年はその名前を宝物のように下の上で転がす。

「先任の魔王。あなたの名前は?」

「のどか。別に彩香ってのもいるよ」

「のどか様」

 少年は本当に美しかった。茜よりも身長は低いだろう。幼女にすら間違えられるかもしれない。

「その、茜様。お願いがあります」

「え、と。何?あ、抜こうか」

今更ながら繋がったままだったことに気付き、茜がそう言うと智樹が慌てて否定する。

「あ、いえ。違います。その・・・突いてもいいですか?」

「え?」

「我慢できないんです。ちんぽが爆発しそうなんです。茜様のおまんこのなかにザーメン出したいんです。突かせてください!突かせて!お願い!!」

 言うが早いか、智樹はすでに上に跨った茜を突き上げ始めていた。

「ちょ、こらっ、あん、あん、こらぁ」

 とかいいながら茜も腰を前後に動かしていた。しかし大き目とは言え所詮人のサイズのペニス。人外の巨根に慣れてしまった茜は物足りなく感じてもいた。

「ああ!気持ちいい!茜様の中っ、最高です!ちんぽぉ!ちんぽもっと大きくしてもいいですか?」

「え?」

「だめぇ!がまんできないぃ!ちんぽ、ちんぽがぁっ」

『伊藤園智樹がスキル:魔銃を局部に発動しました。陰茎が魔銃化します。精液弾(ザーメンハブレッド)が装てんされました』

「へ?えっと。うわっ、ひぅんっ!!」

 突然、茜の膣の智樹のペニスがめきめきと音を立てて巨大化する。膣内の感触から、それは肉で出来た猟銃の様な形状をしているようだった。智樹は巨大化したペニスを使って下から茜を突き上げる。

「すごっ、おっきくなった、これ、いい、うんん・・・」

「しゅごいぃ、ばくはちゅするぅ!ちんぽばくはつしゅりゅう!!!!」

 しかし魅力値が違いすぎる。大きさは茜を満足させたが絶頂させるには至らない。
 茜が余裕の表情でぐりぐりと腰を動かすと、ひときわ大きく腰を跳ねさせて、智樹が絶頂に達した。

「いっくうぅぅぅううぅぅぅ!!!!」

 ドン!

 だがその射精の音は、まるで弾丸を打ち出したかのように激しく。

「うぅっく!はぁん!なにこれぇ!!なにこれしゅごぉい!!!」

 茜の膣内に精液が弾丸として発射され高速回転しながら膣肉をぐりぐりと刺激する。
 それだけではない。回転しながらびちゃびちゃと精液を拡散させている。膣奥を抉られながら膣壁にシャワーを浴びるような、とてつもない快感を茜は感じていた。

「すっごい!これすっごい!お腹の中が、ぐりぐりあっついザーメンでぐりぐりされてるぅ!!!ああ、いい!これすっごいいい!!!」

「出ます!第二射でましゅううううう!」

 ドン!と再びザーメンの弾丸が飛び出す。

「しゅごぉいよぉ!!ザーメンがぁ!お腹にザーメンがぁ!!」

 タッタタタ

 とようやく舞が追いついたようだ。

「・・・あれ・・・もう終わってる?」

「そ、そうだよ。遅かったね、舞」

「・・・ハァハァ・・・・これでも急いできたんだよ」

「ごめん、舞、駄目。我慢できない」

 のどかは股間から規格外の巨根を伸ばしながら、舞の口元に亀頭をさし出す。

「なめて、ね?そう、舌でぺろぺろなめて」

 のどかは乳房をさらけ出してもみながら、自分のクリトリスをぐちゃぐちゃと弄ってオナニーし始めた。
 舞はとまどいながらもさおを手で掴むと亀頭をぺろぺろとなめ始めた。

「はむ、んちゅ、ちゅるるるる、じゅる、ちゅぱっ、んちゅ、ちゅぱっ」

「いい!いい!いいよ!舞!舞の口でいっちゃうううう!!!」

 すぐに舞の口にザーメンをぶちまけたのどか。
 のどかは、ペニスを舞の膣口にあてた。

「じゃあ、いれるよ?」

 ペニスを舞に押し込む。
 そこは。
 極上の楽園だった。

「う、うわっ。すっ、ごいぃ!しめつけが、ぬるぬるしながら、締め付けがしゅごいよぉぉぉ!!いっちゃう!いっちゃうぅぅ!!!」

「んんん!ぴちゃ、あひぅん!しゅごい!おまんこしゅごい!!」

「でちゃううううう!また出しちゃうよぉ!!!!」

「ふわぁ!でてるぅ!」

「「「はぁん!!!!!」」」

 路地裏の射精の無限連鎖は終わることなく続く。
 こうしてまたひとり、茜は確実に一人の人生を捻じ曲げたのだった。