ケイの転生小説 - 八男って63−2
「ただいまもどりました」

「お帰り、リア」

「はい」

 リアが帰宅した広間では、ラングレー公爵と夫人が待ち構えていた。

「楽しめたようだな」

「はい」

 リアは、今日の出来事を話した。

「そうか」

「それでお花ね・・・・カランコエ」

「カランコエですか」

「花言葉は、幸福を告げる、たくさんの小さな思い出、あなたを守るかしら・・・・あなたを守るが正しいかしら」

「・・・マリア・・・お花をかざってください」

「はい」

 マリアが花を飾るために去っていきました。

「リアの騎士ね」

「きしですか」

「これからたくさん思い出を作っていけばいいわ」

「はい」

 私はお母様の言葉に素直に頷きました。