ケイの転生小説 - 自分が異世界転移50
どうやら目的の部屋は二階のオーガマスターの部屋と真逆の方向にあるようで、長い廊下を突き当たりまで進み、右手の扉の先がその部屋のようだ。
「あのさ、男の方は変になっているけど、気にしないでね」
ドアノブに手を掛けた状態で忠告してくれた。
「ああ、わかっているさ。権蔵と秋と光さんはどうする」
「ちと、怖いが、お供するぜ」
「僕は、ここで待つよ」
「私も」
僕たちの返事を聞き、オウカは一度目を伏せて息を吐くと、ゆっくりとその扉を開けた。
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