次に僕は、武器スキルを取ることにした。
そこで、僕は目を点にすることにした。なんと『剣術』のスキルの消費ポイントが0であったので『剣術』を選んだ。
『剣術』の説明には
『剣術』:剣状の武器を操る技能
と書かれていた。他にも消費ポイントが0のものが武器スキルにあるかもしれないので探したら『槍術』があった。選ぶべきか悩んだが0だから困ることないだろうということで選んだ。『槍術』の説明には
『槍術』:槍状の武器を操る技能
次に10Pでゲームでお馴染みの『気』を習得した。『気』の説明には
『気』:相手の気を感じ取り、自分の気を放出することが可能となる。
「絶対ある筈よ……隠しスキル、隠しスキル」
特別なスキルを探しているのだろう。
スキル表のどこかにそんな力を秘めたスキルは無いかと探しているのだろう。
「あ、あった! 奪取スキル」
奪取スキルか。
相手の能力を奪うスキルである。
このスキルを得るのに必要なポイントは何と500Pである。ちなみにレベル2に上げるには1000P必要となる。
「あ、共通語」
誰かの零した声が、僕の集中を崩しにかかる。
その声が聞こえた何人かがはっとした表情になり、慌ててスキル表を操作していた。
言語関連のスキルに目を通す。
『共通語』『エルフ語』『ゴブリン語』『帝国語』
等、言語だけでも100種類はある。それも殆どが会話と読み書きに分かれているようだ。さすがに、知力の低そうな魔物系に文字は存在しないようだが。
そしてこれが地味にポイントをくうのだ。『共通語』話すだけなら50Pで済むのだが、文字も取得となると更に50P合計100P必要となる。
問題は、どこに飛ばされるのか分からないので言語を習得しづらいのである。
「よっし、錬金術だよな。まずは」
錬金術。武器防具だけには留まらず回復アイテムを作り出す。
確かに街中なら生産系スキルが大活躍するよね。
「鑑定はどこにあんだ」
「しっかし、もうちょい説明があってもいいよな……」
もう、何処から聞こえてきたかもわからないが、それには同意するよ。スキル表は明らかに説明不足だ。
「このスキル、どのレベルまで上げればいいのかな」
若い女性の悩む声を聞く。
現在取得スキル
『筋力』1
『知力』1
『素早さ』1
『体力』1
『精神力』1
『器用』1
『柔軟』1
『運』1
『頑強』1
『剣術』1
『槍術』1
『気』1
『説明』1
残りスキルポイント 800
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