外が暗くなったので、ご飯を食べて寝ることにした。
【神の手が発動します】
秋と光が寝ているころに秋の手が無意識に光の胸に触ると発動した。
服越しに秋の手によって光は胸を揉まれることになった。
「・・・ぁ・・・・ぃ・・・・んっ・・・」
穏やかな眠りは、陽が登り始めたころ、光の目覚めにより、甘い痺れが徐々に身体に蓄積されていく。
秋が起きたころには、光は絶頂することになる。
朝だ。
三日目の朝を無事迎えられた。
石床に何枚も敷き詰めた獣の皮のおかげで、寝起きの体の痛さもなく快適な朝の目覚めだ。
「おはよう、光おねえちゃん」
秋の無邪気な笑みに光は
「・・・ハァハァ・・・おはよう、秋君」
光は、息を乱しながら甘い声で挨拶をかわす。
僕たちは朝食を取った。
朝食を終えると、本日の予定は、果物等を取ることである。
ゴブリンの集落でも果物等があったのだが、あれを食べる気になれなかった。お兄さんは平然と果物等を採取していた気がする。
「『風の傷』」
剣に気を纏わせ、果物を取る。
正直、果物は豊富なのでビタミン不足に陥ることはないと思う。
問題は、たんぱく質ぐらいだ。
魔物が消えるため、たんぱく質にならないため、何かしらの肉を手に入れないといけない。
結構な量の果物を採取した。
1週間毎日果物を食べて問題ないぐらいである。
それと水を補充したりする。
陽が暮れそうになったので、体を洗ったり、ゴブリンを倒したりしていた。
「・・・転移者が見つからないね」
「そうね」
光おねえちゃんがホッとしていた。
世界が闇に包まれると身動きを取ることすら危うくなるので、食事を終えた僕たちは手早く後片付けをした。
外を見るとすっかり暗くなっている。
寝床に行く前に、僕は上空を見上げた。
夜空には満天の星が輝いている。周囲が暗闇だからこそ輝く星々がくっきりと見える。
「綺麗」
寝床の入り口から顔を出している光おねえちゃんが、同じように夜空を見上げている。
「名残惜しいけど、この世界にいればいつでも見られるから。魔物に見つかる前に戻ろう」
「そうね」
二人して寝床へ入り、入り口を丸太でしっかり閉じておく。
僕は、体が求めるままに夢の世界へと落ちていった。
そのころ、お兄さんは3人の美女を相手にひどく苦労していた。少女の心には・・・・。
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