ケイの転生小説 - ボクは異世界で 40
 僕らは、森から高等部を目指していた。
 メンバーは、僕、ミア、長月さん、アカネの4人であった。
 後衛組が、懐中電灯をつけて明るくしながら進んでいた。

「これは・・・・石柱」

 なぜか石柱にオークが徒党を組んでいたのだ。
 オークが守っているようには見えないが何かあるのか?

 ソルジャーの活躍で、オークの大部分は倒されていた。

「読めねえ」

「・・・リード・ランゲージ」

「確かミアベンダーにあるんだよな?」

「ん、100トークンで購入できるお買い得」

「それは、他の魔法とかに比べたらですよね」

「ん」

「今度レベルが上がったら、リード・ランゲージでも購入するか」

 そのまま高等部を目指していくうちに石柱が8本もあった。
 その石柱にオークがいたため、問題なく殲滅した。

「しかし、このトークンは」

「ん、間違いないと思う」

「何がでしょうか」

「誰かが石柱付近で戦闘したままトークンを置き去りにしている」

「誰かですか」

「可能性が高いのは、和弘、次に高等部の誰かだ」

「和弘だって、トークンの使い道知っているだろう」

「そうだけど、もしそのトークンの使い道を忘れるぐらいの何かが合ったらどうなんだろう」

「本人に聞いてみればわかると思います」

「そうだな」

 そのまま僕たちは、石柱から高等部の校舎を目指すのであった。