女子寮に到着した僕たちは、女子寮の正面玄関に居座っているオーク3匹を発見した。
「サモン・ソルジャー」
虚空より黒い甲冑を着た剣士が6体ほど現れた。
召還魔法ランク4のソルジャーである。
現MPは290。ソルジャー1体当たりMP16ほど使用する。消費MPは96である。
ハクカがソルジャーに触れながら付与魔法を唱える。
「マイティ・アーム、フィジカル・アップ、キーン・ウェポン」
「いけ」
僕の命令に従い、3体のソルジャーたちが動き出した。
動きは割りと俊敏であり、たった1体のソルジャーが剣を一閃するとオーク2匹が瞬殺されていた。
彼らが大声を上げるまもなく倒されたのであった。
そして、白い部屋に行ったのであった。
どうやらハクカのレベルが上がったようだ。
「いよいよだね」
柄にもなく緊張した顔を浮かべるハクカ。
「ああ」
ボクも多少緊張した顔を浮かべた。
そして、エンターを押した。
アキ:レベル9 剣術2/付与魔法3/召喚魔法4/肉体1 スキルポイント0
ハクカ:レベル8 治療魔法4 スキルポイント6
白い部屋から戻ると女子寮のなかから、身を凍えさせるような咆哮が響いた。
ちらりとハクカを見ると、問題ないようだ。
多少、あの咆哮で怖がっている程度のようだ。
どうやら、青い肌のオークが出てくるようだ。
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