ケイの転生小説 - ボクは異世界で 125
 早朝。
 おきてきたハクカとキスを交わすと会議である。
 リーンさんの執務室では、志木さん、結城先輩、リーンさん、和弘がすでに待っていたようだ。

「おはよう。遅くなってごめん」

「ハクカちゃんとリフレッシュしてきたのかしら」

「ノーコメントで」

「あら」

「シキ・・・会議を始めましょう」

「そうね」

 シキさんが渋々だが矛を収める。
 僕は、リーンさんのとなりに座る。
 結城先輩が少し驚くも納得した表情をした。

「現在、宙に浮いている楔の管理でござるな」

「・・・はい。できれば、マレビトたるあなた方に管理をお任せしたいのです」

「了解したでござる。どの道あの山は、われわれの大切な場所である。そこに異論はござらん」

「所で、あの山に永住すると言う方針、それとも光の民と永住する方針」

「双方が揉まないために、あの山に永住するでござる」

「いきなりすぐは無理でしょう」

「そうでござるな。少しずつ、準備をするでござるよ」

「さしあたっては、生徒たちの埋葬かしら」

 僕たちは、午後から学校でなくなった生徒たちの埋葬を行った。
 わずか半日足らずで終わったのは、人海戦術とレベルアップの効果が高いのである。