「そういえば、オーガってどんなのだ?」
「そうですね。ちょうどあれです」
アリハが指差す方向を見る。
オーガ。
ここから見る限りでは、赤茶色の肌を持つ身長三メートルくらいの巨人だ。
額に一本、角を生やしている。
半分、あいた口から、狼のような尖った牙が見える。
つぶれた鼻、醜い顔、その目は凶暴に、赤く輝いていた。
まさしく、赤鬼だ。
武器は長い槍と丸盾。
粗末な皮鎧を着用している。
それぞれ30体以上いた。
アリスが裂帛の気合と共に槍を突く。
その槍の穂先が、禍々しく赤く輝いた。
グンと伸長する。
その刺突は、オーガの盾の隙間から、この巨人の喉を一撃で貫いてみせる。
伸長は一瞬、穂先は、すぐもとの長さに戻った。
だがその間に、アリスは素早く次のオーガに肉薄している。
前列のオーガが倒れたことに気づき、二番手のオーガが慌てて盾を構えるも……。
遅い。
アリスはすでに、巨人のリーチの内側に踏み込んでいるのだ。
続く彼女の攻撃は、掲げた盾が届かない足もとへ。
身の丈三メートルの巨人にとって、それは完全に見えないところからの、不意打ちに近い一撃だ。
オーガは素足である。
けむくじゃらのその足の甲を、魔槍がひどく傷つける。
青い血が舞う。
オーガが押し殺した声をあげて、下がろうとする。
そのせいで、隊列がいっそう乱れる。
アリスはすかさず、隣のオーガに次の一撃を見舞い、こちらもよろめかせた。
混乱に拍車がかかる。
その機に乗じて、アリスは踊るように立ち位置を変え、攻撃を繰り返す。
アカネや長月さんも同様に槍で一撃でしとめていた。
確かに脅威ではあるが、どうにも混乱している。
「ザガーさんが倒された影響か」
「ならばチャンスでござるよ」
結城先輩がオーガを1体倒していた。
僕は、パラディンを5体呼んで、オーガを倒させる。
パラディンが一振りすると、オーガが切断されていた。
なんと言うか、強いんだろうなと思うのだがそれ以上にこちらが強すぎてあまり脅威が感じられないのだ。
連携を崩しているのが原因なんだけどね。
そして、僕たちは、大幅にレベルアップする
白い部屋に赴くと、リーンさんがいた。
とりあえず、本当にスキル入手できないのか試したが
「無理ですね」
「少し残念だな」
そして、ミアが言っていた施設を購入した。
草原だったり、プールだったりした。
思う存分、白い部屋で遊ぶのであった。
リーンさんは、ハクカやアカネの勢いに押されて、遊んでいた。
そんなこんなで遊んでいると、疲れ果てた僕たちは、しばし寝るのであった。
「さて、リーンさんにお願いがあるのです」
「お願いですか?」
「ええ、和弘が専従契約した征龍と契約したいのですが、駄目でしょうか?」
「かまいませんよ」
リーンさんが書簡を開き、征龍カナーグについて聞かせてくれた。
ハクカは、カノンとアカネとアリハと遊んでいた。
僕は、強化召還のランクを上げた。
ハクカとカノンは、音楽のランクを上げた。
アカネは付与魔法のランクを上げた。
アリハは、火魔法のランクを上げた。
アキ:レベル51 剣術9/槍術9/射撃4/治療魔法6/風魔法3(メニュー・タンズ)/地魔法3/付与魔法9/召喚魔法9(リード・ランゲージ)/肉体9/運動9/偵察3 スキルポイント137→132
強化召喚8→9(使い魔強化8→9、使い魔維持魔力減少8→9)
ハクカ:レベル50 治療魔法9/音楽4→9 スキルポイント54→19
アカネ:レベル48 槍術9/付与魔法7→9 スキルポイント23→6
アリハ:レベル37 風魔法9/火魔法4→7 スキルポイント21→3
カノン:レベル26 音楽5→9 スキルポイント37→7
世界樹に戻ると
「・・・私、オラーお姉さまにお伝えしますのでこれで失礼します」
「ああ」
アリハが分かれた。
僕とアカネとハクカは、育芸館組がいる木のうろに到着した。
「サモン・フィースト」
で、山菜料理を召還した。
志木さんたちにご飯を届ける人と和弘たちにご飯を届ける人に別れる。
少し待つと、無事届けたらしいので僕たちはご飯を食べた。
今日の出来事を語る。
ミアのくだりで沈痛そうな顔をする。
「生きているのは確かだから、そんな顔をするな」
というと表情はかなり改善された。
「そうですよね」
ご飯を食べたら、銭湯に行き、疲れを癒すことにした。
和装に着替え、休憩するとハクカたちも和装を着ていた。
アカネとハクカからコテージの要望を聞いた。
二人とも特に意見はないようだ。
とりあえず客間とかを作ることを伝えた後、コテージを改築した。
元からあったのは、リビング、お風呂場、トイレ、寝室×3である。
寝室は、1畳ほど広くなっていた。
追加されたのは、台所、客間×2、大きな倉庫である。
「広くなったね」
「うん」
掃除は、メイドたちがするのでこちらは特に負担になることはあまりない。
絵画などを倉庫に運び込む執事とメイドたちであった。
尚、寝室は、防音を追加しておいた。
僕は、ハクカの腰に手を回すと今日のところは寝ることにした。
ベッドで、ハクカにキスを交わした。
唇が触れるだけの軽いキス、そして僕は、ハクカの口の中に舌をいれる。
ハクカの目が見開かれる。
ハクカの歯を舐め、舌を絡ませる。僕の唾液とハクカの唾液が絡み合いながらも僕は、舌を絡ませる。
「・・・んんっ・・・ぁんっ・・・・・んんっ・・・・」
ピチャピチャ
ハクカの口から甘い声が途切れ途切れ聞こえながら、ハクカの体から力が抜けていった。
ハクカの舌を絡ませあいながら、服の上からハクカの胸を揉んでいく。
「・・・・ぁっ・・・・んんっ・・・・んんっ・・・・あぁぁ・・・・・」
モミモミ
と揉んでいく。
そして、ハクカの胸を揉みながら服の帯を解きながら、裸にしていく。
ハクカの形のいい胸を揉んでいく。
先ほどと違って、張りがあり、温もりがあった。
ハクカの息が乱れ、身体に力が抜けてきたので、僕は、裸になり、ハクカの膣に肉棒をあてがう。
「・・・・ひゃ・・・んんっ・・・あ・あ・あ・あ・あ・・・・・・あき・・・んんんっ・・・あんっ・・・・」
僕は、腰を前後に振り、ハクカの最奥に肉棒を出し入れさせる。
そして、
ピュルピュルピュル
僕は、ハクカの中に出した。
お互いに息を乱しながら、僕たちは2回戦に突入していく。
こうして、夜がふけていく。
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