様々な小説の2次小説とオリジナル小説

「ふあ〜〜」

朝になり、目が覚めた。
ん? なんだか生暖かい物が隣に…。
と、思ってよく見たら、高遠さん?
あ、そう言えば昨日は高遠さん、いや、美雪を部屋に連れ込んだのだった。
思い出したので、落ち着いて美雪の寝顔を鑑賞する。
本当に整った顔立ちをしている。
そんな美雪の無防備な寝顔は可愛らしい。
授業中に見せた凛々しさも、昨夜見せた妖艶さを微塵も感じさせない。
年相応の可愛い女子高生そのもの。
そして”女子高生”の前に”美少女”の言葉を付ける事が必須な程の美少女。
暫くの間、美雪の寝顔を鑑賞していたら

「んん…」

美雪が目を覚ました。

「あ、水無先生、おはようございます〜」

多少、寝惚けた声で挨拶をしてくる。

「ああ、おはよう」

と、僕が挨拶を返すと

「ん〜〜」

目を擦りながら上体を起こした。
当然裸のままなので、Gカップの胸が弾む。

「あれ? 私、裸…。 えーー!! な、何で、何で裸なの?! って、何で水無先生が私の部屋に?!」

胸を隠しながら取り乱す美雪に

「落ち着いて、昨日の事を思い出して!」

「え、え〜と…(思い出し中)。 あ、そうか、私、水無先生と…」

ここで美雪が湯気が出るんじゃ中と云うほど、顔を赤くした。

「わ、私、何て恥ずかしい事を〜〜!」

「大丈夫だよ」

「え?」

「僕しか知らないから」

「先生は知ってるんじゃないですかーー! 忘れて下さい!」

「無理」

「そこを何とか」

「衝撃的過ぎるから、やっぱり無理」

「うう〜〜、誰にも言わないで下さい〜〜」

「了解」

これで美雪がやっと落ち着いてくれた。

「あの、それと私の寝顔…」

「うん、見てた」

「悪趣味です!」

「可愛かったよ」

「か、か、可愛いなんて、、うみゅ〜〜…」

「何でそこまで恥ずかしがるかな」

「う〜〜、どうでも良いから、忘れて下さ〜い!」

「無理」

僕は立ち上がって

「シャワーでも浴びるか。 美雪も一緒にどう?」

「なっ、私は後でお借りします!」

一緒に浴びたかったんだけど、それはまた今度の楽しみに取っておくか。

僕がシャワーを浴びた後、美雪が入れ替わる様に、風呂場へ向かった。
美雪がシャワーを浴びている間に、簡単な朝食の準備を始める。
元々、一人暮らしの生活をしていたので、簡単な料理なら出来る。
最近は手間を惜しんで、コンビニ弁当とかが多い。それなりに美味しいからね。
準備が終わった頃に、丁度美雪が風呂場から出て来た。

「え?」

美雪の姿に驚いた。
なんと躰にバスタオルを巻いただけの姿で僕の前に現れた。
硬直している僕に

「か、勘違いしないで下さい! 別に水無先生を誘惑してるとかじゃないんです。 あの、もう私の下着を返してくれても良いんじゃないですか?」

そう言われて、思い出した。確かに美雪の下着を一時没収していた。
それを美雪に渡すと、自分の制服も持って、再び脱衣所に戻って行った。
次に現れた時は、ちゃんとした制服姿だった。

「・・・」

テーブルに並んだ朝食を見て、美雪が硬直している。

「さあ、食べよう。 僕が作ったから、口に合わないかもしれないけど」

そう言って、美雪に食事を勧める。

「・・・。 美味しい…」

僕の料理を一口食べての美雪の感想がこれだった。

「料理、出来たんですね」

「まあ、それなりに一人暮らしをしていると、ね」

向かい合って朝食を摂りながら、そんな会話をする。

「彼女さんとかに作って貰っていないんですか?」

「彼女いないしね」

「えっ?」

そう言えば、美雪のクラスでは言って無かったか。

「彼女、いないんですか?」

「うん、今は」

「じゃあ、以前は?」

「いた時もあるけど、長続きしなくてね。 家に呼んだのは美雪が初めてだよ」

これは本当。

「そうなんですか…。 私が水無先生の初めて…。 えへへ…」

美雪が顔を赤らめて、嬉しそうにしている。

「どうしかした?」

「いえ、な、何でもありません!」

多少、美雪がテンパって無いか?

「と、所で、何で長続きしなかったんですか?」

「まあ、相手は僕の事を本当は好きじゃないって分かっちゃったからね。 愛玩動物代わりだったり、友達相手に優越感に浸りたかったり、男慣れする為だったり…」

「わ、私は、そんな事思ってません!」

「え?」

「あっ!」

その後は双方とも無言になってしまった。
朝食を終えると、

「私はこれで…」

「今更だけど、外泊して、御両親は心配しない?」

「本当に今更ですね。 昨日校門で待ってる時にメールしておきました。 友達の家に泊まるって」

準備万端だった訳か。

「今日は土曜日で学校は休みだから、ちゃんと休むと良いよ」

「先生も休んでくださいね」

「僕はこれから学校。 バスケ部の副顧問だからね。 昨日は美雪と付き合って、顔を出さなかったから、今日は出さないと」

「そうですか、大変ですね。 ところで、私の呼び方ですけど…」

「”美雪”って呼び方?」

「学校では”高遠”にして下さいよ。 ”美雪”だと、先生と何かあったって、バレバレですから。 じゃあ、失礼します」

そう言って、お辞儀をしてから美雪は帰って行った。
さあ、僕もそろそろ学校に向かわないと。

学校に到着して、そのまま教員用の更衣室へ。
練習に混ざりはしないが、やはりスーツ姿って訳にはいかない。
教員用の更衣室のドアを開けると

「え?」

「あれ?」

そこに居たのは…、半裸の藤間先生?

「キャー!」

藤間先生が手にしていたジャージで身体を隠す。
あ、着替え中か。考えてみれば、今迄この学園では教員(生徒)=女性だったので、教員用であっても女性用だけなんだ。因みにトイレはちゃんと男性用も来客の為にあります。でも更衣室は来客用には必要ないか。確認しなかった僕も迂闊だが。
そんな事を考えていたら

「い、いつまで見てるんですかーー! 早く、出て行ってくださーい!!」

「ゴメンなさーい」

藤間先生に叱られて、慌てて更衣室のドアを閉めた。
ドアの前で待つ事、約5分。

”カチャ”

藤間先生が出て来た。

「どうぞ」

「あの…」

「言いたい事は沢山ありますけど、取り敢えずは着替えて下さい」

「はい…」

冷たい目の藤間先生には逆らえなかった。
僕が着替えると、藤間先生はドアの前に待っていなかった。先に体育館に向かった様だ。
体育館には藤間先生が待っていた。

「あの…」

声を掛けようとしたら

「おはようございます」

「おはようございます…」

藤間先生が抑揚の無い声で挨拶をしてきた。

「先ずは、更衣室に入る時はノック位して下さい! 水無先生以外は教員も生徒も女性なんです!」

御尤もな意見だ。

「すいませんでした」

取り敢えず終わりにしてくれそうだったが

「それと、昨日はどうして部活に顔を出してくれなかったんですか!?」

「仕事に手間取って…」

「少し顔を出す事も出来なかったんですか!?」

実は生徒を自宅に連れ込んでいました、って言える雰囲気じゃないよね。
さあ、どうしようか…。
その時

「ちわーす」

と、バスケ部の部員がぞろぞろとやって来た。
そして部員達は僕を見て

「あーー!!」

指を指して、大きな叫び声を上げてから

「ゆーちゃん! なんで昨日、来てくれなかったんです!」

ゆーちゃん、って僕の事?

「昨日、ゆーちゃんが部活に来てくれなかったもんだから…」

「ちょ、ちょっと待った。 ゆーちゃん、って何?」

「え? 先生の名前って”悠”って言うんですよね。 だから”ゆーちゃん”」

「・・・」

絶句してしまった僕に

「と・に・か・く〜〜! 昨日は大変だったんですよ!」

バスケ部の主将が語り始める。

「昨日、なかなかゆーちゃんが来ないもんだから、藤間先生がずっとそわそわして…」

「私は別にそわそわしてなんて…」

「してました! やたらと出入り口をちらちら見ていたのは、部員全員知ってます」

「それは…」

「で、ゆーちゃんがなかなか来ないから、段々不機嫌になって…」

「そんな事は…」

「あります! そうこうしていると、他の部活で遅れてきた娘が 『水無先生が、女生徒と校門で待ち合わせて一緒に帰って行った』 なんて事を言い出して、それがこっちにも聞こえてきちゃったんです。 それを聞いた時、藤間先生は、般若か、悪鬼羅刹か、って恐ろしい形相になったんですから!」

「わ、私はそんな顔してないわよ!」

「してました! その形相が恐ろしくて、新入部員が2名、辞めちゃったんですから」

つまりは昨日の事は流も全て知ってた訳か。知ったうえで僕に詰問してきたと。

「で、一緒に帰った生徒って誰です? その娘を部屋に連れ込んだんですか? 連れ込んでヤっちゃったんですか? 具合はどうでした?
 中出ししたんですか?」

質問を立て板の水の様にしてくる。
”Yes”or"No”で答えられる質問は全て”Yes”だけど、そんな事言える筈も無く(美月の名前や具合は論外)、

「ノーコメント」

で押し通した。藤間先生が、

「それ位にして、練習を始めなさい」

と、話を断ち切ったので、取り敢えずは治まった。
暫く練習が続いて、

「10分、休憩〜〜」

と、初日同様、主将が号令を掛けて、部員達が座り込んだ。
すると

「水無先生、初日と同じ勝負をしませんか?」

藤間先生がフリースロー戦を持ちかけてきた。

「あの時同様の条件で賭けも…」

「ちょーっと、待ったーー!」

主将が割って入ってきた。

「ゆーちゃんとのその勝負、私にさせてください!」

「え?」

「当然、賭けも込みで!」

それって僕が勝てば、主将が何でも言う事を聞くって事?

「え〜と…」

「あ、名前、言ってませんでしたね。 私は涼宮 綾女(あやめ)です。 ゆーちゃん、いざ尋常に勝負!」

ビシッと指を指して挑んできた。

「あの涼宮さん、生徒と教師が賭けって問題があるんだけど」

「教師と教師が生徒の目の前で賭けをしたんです! だから問題ありません」

それを言われると弱いんだけど…。
藤間先生をチラッと窺うと

「受けて差し上げたらどうです。 でも涼宮さん、賭けの対価として、内申書とかテスト問題を、とかはダメよ」

「そんな物、要りませんよ」

結局、受けざるを得なくなってしまった。
そしてその勝負の結果は…
水無 悠 10本中7本成功
涼宮 綾女 10本中8本成功
涼宮さんの勝利だった。勝てばあの健康美を誇る巨乳美少女を弄ぶ事が出来るかもしれなかったので、残念無念。次の機会を待とう。

「僕の負けだね。 で、涼宮さんの要求は?」

「それは後で言います さあ、皆、練習再開よ〜〜!」

涼宮さんの号令の元、練習が再開された。
昼近くになり、練習が終了した。

「ありがとうございました!」

部員達が礼をして体育館を後にした。
体育館に一人残されて、何気なく、ドリブルをして、そのままシュート。
まあ、経験者だから入るよね。その時

”パチパチパチ”

と拍手が聞こえた。
その方向へ振り返ると

「ナイスシュート」

涼宮さんだった。
にっこりと笑って涼宮さんが歩いてやって来た。

「ゆーちゃんって本当にバスケの経験者だったんですね」

「藤間先生にフリースローで勝ったでしょ?」

「でも私には負けましたよね」

それを言われると、一言もない。

「それで、どうしたの? なにか忘れ物?」

僕が話しを切り替えようとすると

「忘れ物っていうか、忘れ事ですね」

「忘れ事?」

「そ・れ・は、えいっ!」

涼宮さんが僕に飛びかかって来た。
僕より背が高い涼宮さんは簡単に僕を押し倒して、左右の手首を掴んで、床に押し付ける。
軽いバンザイの体勢で床に抑え込まれてしまった。
抵抗しようにも、力を入れてもびくともしない。自分の非力さが恨めしい。

「勝負の景品を言いますね。 それは…」

「それは?」

「ゆーちゃんには私に此処で、弄ばれてもらいます」

水無 悠 使用可能スキル
『神の手』  使用残 5回
『天界の雫』 使用残 4回
『神の舌』  使用残 4回
『眼力発情』
『商機姦起』
『剛欲無限』
『魔肛』
『繁殖』
『永遠に美しく』


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