様々な小説の2次小説とオリジナル小説

僕は部屋に着いたら、直ぐに通帳をもってATMへ向かった。
記帳してみると、間違い無く10,000円が引き落とされていて、引き落とした相手は『神の手』と印字されていた。普通は商品名ではなく、会社等の名なのに…。
再び部屋に戻り、改めてスマホもどきを手に取る。
僕も女性を弄ぶ、否、堕とす為のスキルが手に入るとなれば嬉しい事この上ない。
男性の出生率が極端に低い世の中ではあるが、人権が優先されるのは当たり前。
つまり女性との性行為は双方の同意が必要だ。
小柄で女顔の僕に対して女性の警戒心は高くない。
だが、珍獣、只の顔見知り、同僚以上の関係を望むとしたらそれなりの”何か”が必要になる。
その”何か”にこのスキルは充分になりうる。
スマホもどきの画面を改めて見て、商品を確認する。
どのスキルも、上手く使えば女性と行為をするのに役に立ちそうだ。
ただ商品名も金額も『???』の物がいくつかある。
ゲーム等なら何度か買い物をすると表示され、買えるようになるのだが、これも同様なのだろうか?
まあ、今買える物だけを確認すれば良いか、と思った所でふと気が付いた。
僕の貯金って…。
僕が買った物は『神の手』ただ一つ。それで10,000円の出費。
しかも既に1回使ったので残数は2回。
昔の消費者金融のCMでは無いが、利用は計画的に…。
先ずは自分の預金残高を確認。
そこから給料日までの食費や通話料、雑費を推定して、スキル購入に使える額を計算した。
その後、僕の給料から家賃、食費、水道光熱費、通話料、保険料、雑費、衣類、それと幾らかは貯金しておかない訳にはいかないのでその金額、雑費等を引いたスキルを買う為に使える金額を計算した。
結論として、それなりに買えるが、やはり計画的に行かないと破綻する。
給料日までは敷金等と一緒に家賃を前払いしてあるし、水道光熱費その他は給料日後の引き落としなので食費+α位が必要な金額。
今の貯金で充分賄える額だが、やはりそこまで多くは買えない。
給料日以降は、必要な生活費も増えてくる。
ただ入る額も多くなる。実は僕の給料はかなり高めだ。学園長曰く教員の中では一番高いとか。
それは国から学園に支給される『男性雇用給付金』なる物の存在があるからだ。
要するに、男が沢山子種をばらまける暮らしが出来る様に男に高い給料を払ってやれ、その分国が補助するから、こんな感じのお金だ。金額は知らないが、その分が僕の給料に反映されている様だ。
だからと云って、思う存分スキルを買える訳ではない。
何しろ結構値段が高いし、殆どが消耗品で複数回使えば、また買わなければならない。
取り敢えず基本スキルの『神の手』は補充するとして、後は…

『天界の雫』¥30,000
『やっぱり愛の行為をするならば、相手にも求められたいですよね。貴方の唾液を媚薬に変化させます。制限時間 30分 使用可能回数 5回』

これも購入しておくか。

『ご注文ありがとうございました。『天界の雫』はお客様が念じれば自動的に唾液が媚薬に変換されます。飲み薬としても、塗り薬としてもお使い戴けます。 尚、お客様自身に媚薬の効果はありません。 料金はお客様の口座から自動に引き落とさせていただきます』

”ピピピ”

翌日、目覚まし時計の音で目を覚ました。

(今日から本当の勤務だ)

そして

「頑張ってハーレム作るぞ〜〜!って違うか」

気合を入れて出勤した。
駅のホームで電車を待っている。
僕が生まれる前は”女性専用車両”なんかもあったそうだが、男女比率が極端に偏った現在は無い。
だから男女別無く乗っている訳だが…。
ホームで見知った顔を発見した。
それは藤間先生だった。彼女はまだ僕には気づいていない様だ。
昨日の藤間先生は部活中だったので、ジャージ姿だった。
だが今は出来るキャリアウーマンの様にしっかりとした服装をしている。
それ故に、更に凛とした雰囲気を醸し出している。
藤間先生と共に、電車を降りて学校に向かった。

水無 悠 使用可能スキル
『神の手』  使用残 5回
『天界の雫』 使用残 5回
『眼力発情』
『商機姦起』
『剛欲無限』
『魔肛』
『繁殖』
『永遠に美しく』


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