いつもどおりに、川で体を洗い、拠点に戻った僕たちは、アイテムボックスから一通の封筒を取り出した。封筒から便箋を取り出すと、達筆な文字で書かれた便せんを晒した。
お主らがこれを読んでいるということは、わしはもうこの世にはおらんのだろう。
……この書き出しに憧れがあったのだが、自分で書くとなるといささか気恥ずかしいものがあるな。
これを読んでいるのは土屋殿だろうか、それとも権蔵、もしくは桜さんかの。
願わくばわし以外の皆が無事で、全員で目を通してくれていれば嬉しく思う。
わしが死んだことを悔やみ、悲しんでいるのであれば、それは止めて欲しい。わしはそんなに立派な人間ではない。
このアイテムボックスに生徒手帳も入っておるので、後で確認して欲しい。そこで習得したスキルの数々を見れば理解してもらえるだろう。
生前、若い頃のわしはクズの見本だった。
暴力、恐喝、詐欺、なんぞは日常茶飯事で、腕っぷしにも自信があったのが己を増長させ、悪行を繰り返しておる、どうしようもない人間。
まあ、ワル自慢なんぞ聞きたくもないだろうから省略するぞ。
バカをやっていたわしを止めたのは一人の老人だった。枯れ枝のような、触れたら折れそうな体でわしを小馬鹿にし、頭に血が上ったわしは殴りかかったのだが、何をされたかもわからないうちに地面に転がされておった。
その強さに憧れ、わしは老人の弟子となり古武術を学んだ。スキル表にある古武術はその時に会得したものだ。
体と精神を師匠に鍛え上げられ、己の愚かさを実感したわしは体を鍛える武術だけではなく、精神の鍛錬の一環として書道や陶芸、木工も始めることとなった。
たまたま才能があり、現世ではマスコミにも取り上げられ、それなりに裕福な生活をさせてもらった。
もっとも、元チンピラが更生した芸術家という話題性に民衆が乗せられただけかもしれんがな。
あれだ、よく悪いことをした人間が更生すると、マスコミや一部の人間がもてはやしてくれるが、あれは真面目に生きている人間に対する侮辱だと思うのだよ。生まれ育ち、死ぬまでずっと真面目に生きた人間の方が偉いに決まっておる。
クズがちょっとまともなことをしたところで、それは今までのマイナスを少し取り戻しただけに過ぎん。
……すまん、話が脱線してしもうた。歳を取ると無駄に話が長くなってしまう。
この異世界に転移したとき、わしは運が良く、そして、それ以上に運が悪かった。
目が覚めると森の中の開けた空き地にわしらはいた。そう、わしだけではなく他の転移者もその場におった。それも、一人や二人ではない。
総勢13もの転移者が同じ場所にいたのだ。全員が生存した状態で。
今思えば運よく巡り合ったではすまされない確率だが、当時は何人ずつかまとめてグループ単位で転移させているものだと理解していた。
その場にいた者たちは皆、話が分かり、穏やかな性格をしておったので即座に全員で一緒に生き抜こうと話がまとまってな。まあ、腹の中でどう思っていたかは知らぬが。
そう決めて拠点を見つけようと移動を開始しようとした、その時。仲間の悲鳴が上がり、先頭にいた転移者の一人が倒れたのだ。
そこにはヘルハウンドの群れがおり、逃げ出そうにも10以上ものヘルハウンドが周囲を取り囲み、逃げ道を完全に塞がれてしもうた。
メンバーの中でまともに戦えるスキルを所有していたのが半数で、残りは戦闘に向かないスキルとステータスで正直役には立たぬ状態。
土屋殿はヘルハウンドと戦ったことがあるらしいので、わかると思うが、レベル1の転移者で戦闘スキルを有していたとしても、一対一でも勝てるかどうか怪しいレベルの強さをしておる。
ましてや、争いごとの経験もない者ばかり、あっという間に蹂躙され泣き叫び、逃げ惑う転移者の集団が出来上がった。
わしはヘルハウンド相手なら一対一であれば遅れは取らぬ自信はあった。だが、この状況でまともに戦える訳もなく、目の前で食い殺されていく仲間を見捨てるわけにもいかない。
その状況でわしは苦肉の策として、念の為に所有しておいたスキルを発動させる。それが『狂化』だった。
我を失い、再び自分を取り戻したときは、血だまりの中に一人たたずんでおったわ。
恐怖に顔を歪めた幾つもの遺体が、ワシを恨めしそうに見つめていた。
『狂化』中の意識は辛うじて残っておった。まるで夢の中のようなおぼろげな記憶だがな。
ヘルハウンドを引き裂き、魔物を全て駆逐したわしが次の獲物に選んだのは、仲間の転移者たち。
今も怯えた表情の女子の腹を抜き手で貫き、臓物を引きずり出し、腕を噛み千切った感触が残っておる。
魔物を殺し、転移者を殺したわしは尋常ではないレベルまで上がっておった。
心が壊れるのを防ぐ為に精神やステータスレベルを上がるだけ上げ、わしは更に戦い続けた。魔物を見つけては襲い掛かり、魔物の群れを見つけては『狂化』を発動させ、飛び込み狂ったように魔物を破壊する。
そんなことを繰り返しておる内に刹那、いや、権蔵と出会った。
わしは能力もステータスも隠し、どこか頼りないこやつと共に行動することに決めた。放っておくと、無駄死にしそうだったからのう。
今思えば、わしが手にかけた転移者への、せめてもの罪滅ぼしだったのかもしれぬ。
そこで、更に椿や佐藤、モナリナ、モナリサと合流し、あの二人の裏の顔と能力を見抜いておったのだが、共通語が話せぬのでモナリナ、モナリサを救うにしても納得させる手段が無く、せめて近くで見守ろうと仲間になることを決めた。
土屋殿は気づいておったようだが、椿はあれ程までに消費軽減を欲しておったというのに、何故わしの消費軽減に気づかなかったのか。
それは、隠蔽と偽装のスキルの力による。隠蔽で能力を隠し、偽装でステータスの数値を改ざんした。お主らも生徒手帳の文字や能力を鵜呑みにせんことだ。
土屋殿が椿と戦っている最中、わしは意識があり戦いの全てを覗き見ておったのだよ。
椿の狂化がどのような影響を与え、どう能力が変化するのか、それを見極める為に土屋殿を犠牲にしようとしていた。
土屋殿が生き延びたことに、わしは度肝を抜かれ、驚愕のあまり言葉を失っておった。
わしはこの殺伐とした異世界で、お主の存在に一筋の希望の光を見たのだよ。
だから、わしはこの命と知識を全てお主に託そうと思う。
どのような死に方をしたのかは、わしが知るすべはないが、もし、お主たちを助ける為に死んだのであれば、これ程の幸せはないだろう。
スキルの情報は次の用紙にまとめておいたので、それを参考にしてもらえると助かる。
最後に、もしも、わしの死を悲しみ哀悼の意を表してくれるのであれば、これだけは約束して欲しい。
生き延びてくれ。どんなに情けなく、格好悪くてもいい。
最後まで生き延び、この世界に送り込んだあの女狐を見返してやれ。
それがわしへの一番の手向けとなる。
長々とすまなかった。皆の幸せを祈っておるぞ。こちらには出来るだけ、ゆっくりくるようにな。では、さらばだ。
読み終えた僕は何も言うことができず、ただ呼吸を繰り返すだけだった。
涙目で鼻をすする光お姉ちゃん。
少しするとレベルの確認を行った。
姓名 狭間 秋
性別 男
年齢 10
身長 140
レベル51
称号『ゴブリンバスター』『ゴブリンキラー』
スキルポイント 6P
スキルポイント 111940P
筋力 (20)140
頑強 (20)140
素早さ(20)140
器用 (20)140
柔軟 (20)140
体力 (20)140
知力 (15)105
精神力(15)105
運 (20)140
『筋力』7『頑強』7『素早さ』7『器用』7『柔軟』7『体力』7『知力』7『精神力』7『運』7
『ヒトミ』6『蛇眼』5
『咆哮』5
『剣術』7『双剣術』7『古武術』7『刀術』3『格闘』5
『怪力』8『瞬足』7『硬質化』7『歩法』7『縮地』7
『気』7『魔力』6『魔力変換』6『魔力容量』4
『風属性魔法』5『火属性魔法』6『水属性魔法』5『土属性魔法』5『時空魔法』1
『回復力』7『再生力』7
『状態異常耐性』7
『第6感』7
『消費軽減』7『不老』5
『精密』3
『植物使い』3『水使い』3
『調教』3『使役』3『服従』3『催眠』3
『錬金術』1『鍛冶』3『農業』3『料理』3
『譲渡』3
『絶倫』4
『魂喰らい』5『神の手』1
『説明』5
『鋼鉄の剣』『アゾット剣』『天之尾羽張』『S&W M29』『44マグナム弾 0発』『ホルスター』
『飲食料1週間分』3
『アイテムボックス』9
『傷薬 12個』3
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』
姓名 新宮 光
性別 女
年齢 16
身長 155
レベル49
ステータスポイント 6P
スキルポイント 13940P
筋力 (10)10
頑強 (15)15
素早さ(17)17
器用 (20)20
柔軟 (20)20
体力 (20)80
知力 (25)100
精神力(25)100
運 (25)100
『筋力』1『頑強』1『素早さ』1『器用』1『柔軟』1『体力』4『知力』4『精神力』4『運』4
『説明』1
『魔力』5『魔力変換』5
『風属性魔法』5
『料理』4『裁縫』1
『交渉』1
『共通語(会話)』1『共通語(読み書き)』1
『調理器具一式』1
『小麦粉100キロ』1『食料飲料水一週間分』1
ポイントを割り振ることにした。
姓名 狭間 秋
性別 男
年齢 10
身長 140
レベル51
称号『ゴブリンバスター』『ゴブリンキラー』
スキルポイント 0P
スキルポイント 111940P
筋力 (20)140
頑強 (20)140
素早さ(20)140
器用 (20)140
柔軟 (20)140
体力 (20)140
知力 (20)140
精神力(16)112
運 (20)140
『筋力』7『頑強』7『素早さ』7『器用』7『柔軟』7『体力』7『知力』7『精神力』7『運』7
『ヒトミ』6『蛇眼』5
『咆哮』5
『剣術』7『双剣術』7『古武術』7『刀術』3『格闘』5
『怪力』8『瞬足』7『硬質化』7『歩法』7『縮地』7
『気』7『魔力』6『魔力変換』6『魔力容量』4
『風属性魔法』5『火属性魔法』6『水属性魔法』5『土属性魔法』5『時空魔法』1
『回復力』7『再生力』7
『状態異常耐性』7
『第6感』7
『消費軽減』7『不老』5
『精密』3
『植物使い』3『水使い』3
『調教』3『使役』3『服従』3『催眠』3
『錬金術』1『鍛冶』3『農業』3『料理』3
『譲渡』3
『絶倫』4
『魂喰らい』5『神の手』1
『説明』5
『鋼鉄の剣』『アゾット剣』『天之尾羽張』『S&W M29』『44マグナム弾 0発』『ホルスター』
『飲食料1週間分』3
『アイテムボックス』9
『傷薬 12個』3
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』
姓名 新宮 光
性別 女
年齢 16
身長 155
レベル49
ステータスポイント 0P
スキルポイント 5940P
筋力 (10)10
頑強 (15)15
素早さ(18)18
器用 (20)20
柔軟 (20)20
体力 (25)125
知力 (25)125
精神力(25)125
運 (25)125
『筋力』1『頑強』1『素早さ』1『器用』1『柔軟』1『体力』5『知力』5『精神力』5『運』5
『説明』1
『魔力』5『魔力変換』5
『風属性魔法』5
『料理』4『裁縫』1
『交渉』1
『共通語(会話)』1『共通語(読み書き)』1
『調理器具一式』1
『小麦粉100キロ』1『食料飲料水一週間分』1
次
お主らがこれを読んでいるということは、わしはもうこの世にはおらんのだろう。
……この書き出しに憧れがあったのだが、自分で書くとなるといささか気恥ずかしいものがあるな。
これを読んでいるのは土屋殿だろうか、それとも権蔵、もしくは桜さんかの。
願わくばわし以外の皆が無事で、全員で目を通してくれていれば嬉しく思う。
わしが死んだことを悔やみ、悲しんでいるのであれば、それは止めて欲しい。わしはそんなに立派な人間ではない。
このアイテムボックスに生徒手帳も入っておるので、後で確認して欲しい。そこで習得したスキルの数々を見れば理解してもらえるだろう。
生前、若い頃のわしはクズの見本だった。
暴力、恐喝、詐欺、なんぞは日常茶飯事で、腕っぷしにも自信があったのが己を増長させ、悪行を繰り返しておる、どうしようもない人間。
まあ、ワル自慢なんぞ聞きたくもないだろうから省略するぞ。
バカをやっていたわしを止めたのは一人の老人だった。枯れ枝のような、触れたら折れそうな体でわしを小馬鹿にし、頭に血が上ったわしは殴りかかったのだが、何をされたかもわからないうちに地面に転がされておった。
その強さに憧れ、わしは老人の弟子となり古武術を学んだ。スキル表にある古武術はその時に会得したものだ。
体と精神を師匠に鍛え上げられ、己の愚かさを実感したわしは体を鍛える武術だけではなく、精神の鍛錬の一環として書道や陶芸、木工も始めることとなった。
たまたま才能があり、現世ではマスコミにも取り上げられ、それなりに裕福な生活をさせてもらった。
もっとも、元チンピラが更生した芸術家という話題性に民衆が乗せられただけかもしれんがな。
あれだ、よく悪いことをした人間が更生すると、マスコミや一部の人間がもてはやしてくれるが、あれは真面目に生きている人間に対する侮辱だと思うのだよ。生まれ育ち、死ぬまでずっと真面目に生きた人間の方が偉いに決まっておる。
クズがちょっとまともなことをしたところで、それは今までのマイナスを少し取り戻しただけに過ぎん。
……すまん、話が脱線してしもうた。歳を取ると無駄に話が長くなってしまう。
この異世界に転移したとき、わしは運が良く、そして、それ以上に運が悪かった。
目が覚めると森の中の開けた空き地にわしらはいた。そう、わしだけではなく他の転移者もその場におった。それも、一人や二人ではない。
総勢13もの転移者が同じ場所にいたのだ。全員が生存した状態で。
今思えば運よく巡り合ったではすまされない確率だが、当時は何人ずつかまとめてグループ単位で転移させているものだと理解していた。
その場にいた者たちは皆、話が分かり、穏やかな性格をしておったので即座に全員で一緒に生き抜こうと話がまとまってな。まあ、腹の中でどう思っていたかは知らぬが。
そう決めて拠点を見つけようと移動を開始しようとした、その時。仲間の悲鳴が上がり、先頭にいた転移者の一人が倒れたのだ。
そこにはヘルハウンドの群れがおり、逃げ出そうにも10以上ものヘルハウンドが周囲を取り囲み、逃げ道を完全に塞がれてしもうた。
メンバーの中でまともに戦えるスキルを所有していたのが半数で、残りは戦闘に向かないスキルとステータスで正直役には立たぬ状態。
土屋殿はヘルハウンドと戦ったことがあるらしいので、わかると思うが、レベル1の転移者で戦闘スキルを有していたとしても、一対一でも勝てるかどうか怪しいレベルの強さをしておる。
ましてや、争いごとの経験もない者ばかり、あっという間に蹂躙され泣き叫び、逃げ惑う転移者の集団が出来上がった。
わしはヘルハウンド相手なら一対一であれば遅れは取らぬ自信はあった。だが、この状況でまともに戦える訳もなく、目の前で食い殺されていく仲間を見捨てるわけにもいかない。
その状況でわしは苦肉の策として、念の為に所有しておいたスキルを発動させる。それが『狂化』だった。
我を失い、再び自分を取り戻したときは、血だまりの中に一人たたずんでおったわ。
恐怖に顔を歪めた幾つもの遺体が、ワシを恨めしそうに見つめていた。
『狂化』中の意識は辛うじて残っておった。まるで夢の中のようなおぼろげな記憶だがな。
ヘルハウンドを引き裂き、魔物を全て駆逐したわしが次の獲物に選んだのは、仲間の転移者たち。
今も怯えた表情の女子の腹を抜き手で貫き、臓物を引きずり出し、腕を噛み千切った感触が残っておる。
魔物を殺し、転移者を殺したわしは尋常ではないレベルまで上がっておった。
心が壊れるのを防ぐ為に精神やステータスレベルを上がるだけ上げ、わしは更に戦い続けた。魔物を見つけては襲い掛かり、魔物の群れを見つけては『狂化』を発動させ、飛び込み狂ったように魔物を破壊する。
そんなことを繰り返しておる内に刹那、いや、権蔵と出会った。
わしは能力もステータスも隠し、どこか頼りないこやつと共に行動することに決めた。放っておくと、無駄死にしそうだったからのう。
今思えば、わしが手にかけた転移者への、せめてもの罪滅ぼしだったのかもしれぬ。
そこで、更に椿や佐藤、モナリナ、モナリサと合流し、あの二人の裏の顔と能力を見抜いておったのだが、共通語が話せぬのでモナリナ、モナリサを救うにしても納得させる手段が無く、せめて近くで見守ろうと仲間になることを決めた。
土屋殿は気づいておったようだが、椿はあれ程までに消費軽減を欲しておったというのに、何故わしの消費軽減に気づかなかったのか。
それは、隠蔽と偽装のスキルの力による。隠蔽で能力を隠し、偽装でステータスの数値を改ざんした。お主らも生徒手帳の文字や能力を鵜呑みにせんことだ。
土屋殿が椿と戦っている最中、わしは意識があり戦いの全てを覗き見ておったのだよ。
椿の狂化がどのような影響を与え、どう能力が変化するのか、それを見極める為に土屋殿を犠牲にしようとしていた。
土屋殿が生き延びたことに、わしは度肝を抜かれ、驚愕のあまり言葉を失っておった。
わしはこの殺伐とした異世界で、お主の存在に一筋の希望の光を見たのだよ。
だから、わしはこの命と知識を全てお主に託そうと思う。
どのような死に方をしたのかは、わしが知るすべはないが、もし、お主たちを助ける為に死んだのであれば、これ程の幸せはないだろう。
スキルの情報は次の用紙にまとめておいたので、それを参考にしてもらえると助かる。
最後に、もしも、わしの死を悲しみ哀悼の意を表してくれるのであれば、これだけは約束して欲しい。
生き延びてくれ。どんなに情けなく、格好悪くてもいい。
最後まで生き延び、この世界に送り込んだあの女狐を見返してやれ。
それがわしへの一番の手向けとなる。
長々とすまなかった。皆の幸せを祈っておるぞ。こちらには出来るだけ、ゆっくりくるようにな。では、さらばだ。
読み終えた僕は何も言うことができず、ただ呼吸を繰り返すだけだった。
涙目で鼻をすする光お姉ちゃん。
少しするとレベルの確認を行った。
姓名 狭間 秋
性別 男
年齢 10
身長 140
レベル51
称号『ゴブリンバスター』『ゴブリンキラー』
スキルポイント 6P
スキルポイント 111940P
筋力 (20)140
頑強 (20)140
素早さ(20)140
器用 (20)140
柔軟 (20)140
体力 (20)140
知力 (15)105
精神力(15)105
運 (20)140
『筋力』7『頑強』7『素早さ』7『器用』7『柔軟』7『体力』7『知力』7『精神力』7『運』7
『ヒトミ』6『蛇眼』5
『咆哮』5
『剣術』7『双剣術』7『古武術』7『刀術』3『格闘』5
『怪力』8『瞬足』7『硬質化』7『歩法』7『縮地』7
『気』7『魔力』6『魔力変換』6『魔力容量』4
『風属性魔法』5『火属性魔法』6『水属性魔法』5『土属性魔法』5『時空魔法』1
『回復力』7『再生力』7
『状態異常耐性』7
『第6感』7
『消費軽減』7『不老』5
『精密』3
『植物使い』3『水使い』3
『調教』3『使役』3『服従』3『催眠』3
『錬金術』1『鍛冶』3『農業』3『料理』3
『譲渡』3
『絶倫』4
『魂喰らい』5『神の手』1
『説明』5
『鋼鉄の剣』『アゾット剣』『天之尾羽張』『S&W M29』『44マグナム弾 0発』『ホルスター』
『飲食料1週間分』3
『アイテムボックス』9
『傷薬 12個』3
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』
姓名 新宮 光
性別 女
年齢 16
身長 155
レベル49
ステータスポイント 6P
スキルポイント 13940P
筋力 (10)10
頑強 (15)15
素早さ(17)17
器用 (20)20
柔軟 (20)20
体力 (20)80
知力 (25)100
精神力(25)100
運 (25)100
『筋力』1『頑強』1『素早さ』1『器用』1『柔軟』1『体力』4『知力』4『精神力』4『運』4
『説明』1
『魔力』5『魔力変換』5
『風属性魔法』5
『料理』4『裁縫』1
『交渉』1
『共通語(会話)』1『共通語(読み書き)』1
『調理器具一式』1
『小麦粉100キロ』1『食料飲料水一週間分』1
ポイントを割り振ることにした。
姓名 狭間 秋
性別 男
年齢 10
身長 140
レベル51
称号『ゴブリンバスター』『ゴブリンキラー』
スキルポイント 0P
スキルポイント 111940P
筋力 (20)140
頑強 (20)140
素早さ(20)140
器用 (20)140
柔軟 (20)140
体力 (20)140
知力 (20)140
精神力(16)112
運 (20)140
『筋力』7『頑強』7『素早さ』7『器用』7『柔軟』7『体力』7『知力』7『精神力』7『運』7
『ヒトミ』6『蛇眼』5
『咆哮』5
『剣術』7『双剣術』7『古武術』7『刀術』3『格闘』5
『怪力』8『瞬足』7『硬質化』7『歩法』7『縮地』7
『気』7『魔力』6『魔力変換』6『魔力容量』4
『風属性魔法』5『火属性魔法』6『水属性魔法』5『土属性魔法』5『時空魔法』1
『回復力』7『再生力』7
『状態異常耐性』7
『第6感』7
『消費軽減』7『不老』5
『精密』3
『植物使い』3『水使い』3
『調教』3『使役』3『服従』3『催眠』3
『錬金術』1『鍛冶』3『農業』3『料理』3
『譲渡』3
『絶倫』4
『魂喰らい』5『神の手』1
『説明』5
『鋼鉄の剣』『アゾット剣』『天之尾羽張』『S&W M29』『44マグナム弾 0発』『ホルスター』
『飲食料1週間分』3
『アイテムボックス』9
『傷薬 12個』3
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』
姓名 新宮 光
性別 女
年齢 16
身長 155
レベル49
ステータスポイント 0P
スキルポイント 5940P
筋力 (10)10
頑強 (15)15
素早さ(18)18
器用 (20)20
柔軟 (20)20
体力 (25)125
知力 (25)125
精神力(25)125
運 (25)125
『筋力』1『頑強』1『素早さ』1『器用』1『柔軟』1『体力』5『知力』5『精神力』5『運』5
『説明』1
『魔力』5『魔力変換』5
『風属性魔法』5
『料理』4『裁縫』1
『交渉』1
『共通語(会話)』1『共通語(読み書き)』1
『調理器具一式』1
『小麦粉100キロ』1『食料飲料水一週間分』1
次
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