様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 森の中へと逃げ込み、木陰で一息ついた。

「・・・あんなのがいるなんて」

「そうね」

 僕たちは、今晩の寝床を探しに歩いた。

 時刻は、午後4時である。

 暗くなるのはいつかはわからないけどね。
 そして、しばしさ迷い歩くと

 ポツリポツリ

「・・・雨ね」

 僕たちは、急いで探す。
 本降りになり、僕たちはぬれた。
 一生懸命、探し、ようやく見つけた。
 窪みのある大岩の側面に潜り込んだ。
 大岩の側面が抉られたように凹んでいて、奥行きが三メートル近く、高さも二メートルはある。
 天井側面は頑丈な岩、床も岩肌だ。
 僕たちは、寒さをしのぐ方法を考える。
 服や身体は、すっかりびしょ濡れである。
 スキルを思い浮かべるが、まったく思いつかない。
 少女も思いつかないようだ。
 だが、ひとつのアイテムを思い出した。
 それを取り出してもぬれるだけなので、服を脱ぐ。
 少女が慌てて、目をそらす。
 服を絞り、水気を飛ばす。
 少女も意を決したのか白いブラウスとスカートを脱ぐ。
 僕は、裸になった少女の白い肌に、豊かな胸に視線をそらす。
 少女も

 ギュっギュ

 と水気を飛ばしていた。
 ある程度、水気を飛ばしたので、服を乾かすために剣に掛ける。
 少女も槍に服を掛けていた。
 僕は、アイテムを取り出した。
 そのアイテムとは大きな毛布である。
 少女に毛布を渡し、入り口に向かう。
 風が吹き、寒さに震える。
 『気』を使おうとするがこの寒さでは、集中できなかった。

「・・・いいわよ」

 少女が、頬を赤く染めながら、毛布に入るように誘ってきた。
 僕は、毛布に入った。
 まだ入ったばかりなので、寒いが先ほどより断然ましであった。
 少女が『アイテムボックス』から『調理器具一式』と『飲食料1週間分』を取り出し、料理を開始した。その関係で、僕は、少女を背後から抱きしめる形で、少女の調理を背後から見ることになった。少女の肌は、瑞々しく濡れており、心臓がいつもより早く脈打ちしており、寒さも気にならなかった。僕は、少女の手料理を食べ終えると手帳を取り出し、ステータスやスキルを確認することにした。



 姓名 狭間 秋
 性別 男
 年齢 10
 身長 140
 レベル9
 スキルポイント 16P
 残りポイント 7350P

 筋力 ( 7)14
 頑強 ( 5)10
 素早さ(12)24
 器用 ( 6)12
 柔軟 (15)30
 体力 ( 8)18
 知力 ( 6)12
 精神力(12)24
 運  ( 5)10

『筋力』2『頑強』2『素早さ』2『器用』2『柔軟』2『体力』3『知力』2『精神力』2『運』2

『ヒトミ』3
『剣術』3『槍術』1
『気』3
『第6感』3
『消費軽減』2
『錬金術』1『鍛冶』3
『魂喰らい』1

『説明』1

『鋼鉄の剣』
『飲食料1週間分』
『アイテムボックス』2
『傷薬』4
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』

「・・・スキルポイントが増えてる」

 僕は怪しいスキルを探す。
 少女により、すぐに判明した。

「これが原因みたい」

『魂喰らい』のスキルの説明を見た。

『魂喰らい』:相手の魂を喰らい、スキルやスキルポイントを入手する。

「・・・怖いスキルだよ」

「そうね」

 『魂喰らい』の獲得ポイントがべらぼうに高い。1万Pで入手できるようだ。



 姓名 新宮 光
 性別 女
 年齢 16
 身長 155
 レベル1
 スキルポイント 0P
 残りポイント 10P

 筋力 ( 7) 7
 頑強 ( 5) 5
 素早さ( 6) 6
 器用 (15)15
 柔軟 (15)15
 体力 ( 8) 8
 知力 (11)11
 精神力(12)12
 運  ( 8) 8

『筋力』1『頑強』1『素早さ』1『器用』1『柔軟』1『体力』1『知力』1『精神力』1『運』1

『説明』1

『魔力』1『魔力変換』1
『風属性魔法』1
『料理』1『裁縫』1
『交渉』1
『共通語(会話)』1『共通語(読み書き)』1

『アイテムボックス』
『調理器具一式』
『小麦粉100キロ』『食料飲料水一週間分』



「光おねえちゃんだね」

「・・え・・・・」

 突然の秋の言葉に光が驚くが、すぐに自己紹介をしていなかったのを思い出したのであった。
 レベルとスキルがわかったので、ポイントを消費することにした。



 姓名 狭間 秋
 性別 男
 年齢 10
 身長 140
 レベル9
 スキルポイント 0P
 残りポイント 70P

 筋力 (10)40
 頑強 (10)40
 素早さ(12)48
 器用 (10)40
 柔軟 (15)60
 体力 ( 8)32
 知力 (10)40
 精神力(12)48
 運  ( 5)20

『筋力』4『頑強』4『素早さ』4『器用』4『柔軟』4『体力』4『知力』4『精神力』4『運』4

『ヒトミ』4
『剣術』4『槍術』1
『気』5
『第6感』4
『消費軽減』4
『錬金術』1『鍛冶』3
『魂喰らい』1

『説明』1

『鋼鉄の剣』
『飲食料1週間分』
『アイテムボックス』2
『傷薬』4
『錬金基本セット』『採掘セット』『鍛冶セット』
『大きな毛布』

「レベル4にするのにポイント結構使うね」

「そうなの?」

「うん、大体ポイント400ぐらい使うみたい」

「多いわね」

「レベル5から2000ぐらいポイントを使うみたいだけどね」

 こうして、異世界へ転移してからの壮絶な一日が幕を閉じた。



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