様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 俺が岡崎の前に立つ。

「まあ、無事なのがこいつ1人とは思ってなかったぜ」

 岡崎がゆっくりこちらを振り返る。

「やっちまえお前ら。綾芽以外はいらねえからな」

 3人が迫り来る。

 魔力を全開にして右から来た綾芽を殺し、

【経験値変換しますか?】〔素材・異世界の魂(UR)〕

 はいを選んだ。
 山巫女と戦っていてよかった。
 背中から伊藤の蹴りと地面を伝う謎の攻撃が俺の身体が前方へ転がる。
 伊藤のほぼ同時アタックを目で追いながらかわす。
 左右から来る拳を受け止め躱し、岩淵が何かを放った。
 そして、足がガクンとした。

「なにが」

 何をと思っているともう一度岩渕は俺にめがけて何かを放った。
 とっさにEメーターを防御に回した。
 かたかたと俺の身体が小刻みに震える微振動。ショックウェーブだ!
 俺の身体から血が少しだけ流れた。

「岡崎様! こいつやたらと頑丈です」

「それぐらい貴様らでやれ?」

 岡崎の方は綾芽に跨がっていた。
 何をしていたのかはしらないが、ろくでもないことは確かだ。

「今・・・・」

 ハクは魔法陣を起動させる。

「なんだこれは」

 踊り狂う蛇のような魔法は走りながら 俺の足から出てきて、伊藤を捕えんと疾走する。

「あれは・・・山巫女様の」

「知っているの?」

「え・・・はい」

 その隙に魔力を全開にして岩淵を殺し

【経験値変換しますか?】〔素材・異世界の魂(UR)〕

 はいを選んだ。
 伊藤は、触手に捕えられた。
 岡崎のほうを見ると、綾芽にまたがったままだった。
 とっさに魔力を全開にして岡崎にけりを放つ。

「グア〜〜」

 岡崎が吹き飛ばされた。
 綾芽を見るとその服は破られていた。
 Eメーターが急上昇した。
 綾芽の胸は意外とあった。
 ハクは顔を赤くしながら

「無事?」

「・・・うん」

 と綾芽が頷いてくれた。
 俺は、服を脱ぎ綾芽に手渡した。

「それを着て・・・俺は岡崎を」

 刹那に雷光が走った。

「スパァァアアアック! ジュエっル――!」

 北島ァ!

 岩を砕いて飛び出して現れた北島。
 全裸の安心感が半端ねえ。

「てめえか」

 なんか知らんが北島空中に浮いてるな。

「死ねっ、岡崎!」

 雷が岡崎を貫こうとする。
 咄嗟に岡崎が躱したが腕が吹き飛ぶ。
 岩盤を切り裂くほどの雷は岡崎には最適だったようだ。

「う、ああぁぁぁああああ――――!? 俺の! 俺の腕があぁああ!」

 途端に狂乱しだした岡崎にコピーされた伊藤も戸惑いを見せる。

「い、いい伊藤! 医者だ! すぐに医者のところに連れていけえぇ!」

 伊藤に寄り添われた岡崎はこちらに一瞥もくれることなくどこかに消えた。

「はあ、はぁ……綾芽、大丈夫?」

 眞鍋さんが近づいてくると血はないものの、その服は破れてお臍や太腿の肌が見えていた。

「……」

 徐に立ち上がる綾芽。そして北島。

「ルチェルちゃんとシュレちゃんは? 大丈夫なの?」

「う、うん」

「・・・はい」

「キンニズムは?」

 そういやキンニズム何処に行ったんだ。
 ああ、なんか出入り口でこっち覗いてる。
 こちらに近づいてきて手を振っている感じがイラッとするわ。

「私は大丈夫でござる。みんなが取るのを待っていたから何とか無事で済んだでござるよ」

 俺も少し疲れたな。

「ふう」

 あ、やべ。
 石になる。

「ハク!?」

「ハク様」

 ハクの魔石は綾芽によって回収させられた。

「これ何?」

 綾芽が呟く。

『綾芽さん、聞こえるか?』

「聞こえる。ハクなの」

『ああ。シュレかルチェルに手渡してくれ』

 綾芽がルチェルに手渡してくれた。
 シュレは眞鍋さんに傷を治してもらっていた。
 ルチェルが俺にキスをした。
 すると俺は実体化した。


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