様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 さてと頭を切り替え、次の質問をする。
 特殊能力についてだ。
 すぐに返答が来る。

 いくつか質問を重ね、わかったことは以下の通り。

・特殊能力、レベルアップ抑制とは、任意のタイミングまでレベルアップの処理を遅延させることができる能力である。
 具体的には、彼女がレベルアップを抑制すると決めた場合、モンスターを殺してもレベルアップ処理が行われない。
 ただしこの能力、レベルアップを抑制することはいくらでもできるが、解放処理は二十四時間に一回だけ、という制限がある。

 つまり、いま使ってしまったから、今日はもう打ち止め。
 能力更新のタイミングは、きっちり二十四時間後。
 次にこの能力を使えるのは、明日の夕方すぎである。

「とりあえず、ぼくのことを呼ぶのに、さま付けはやめて欲しい。過剰な敬語もやめて欲しい。ハクカたちと同じくらいで」

「…わかりました、アキさん。では、わたしのことは、アリハと呼び捨てにしてください」

「わかった、アリハ……。いまの段階でスキルがばらけるのも問題だし、まずは風魔法に全ポイントを注ぎ込んでもらうべきかな。じゃあ、アリハ。スキルランクを上げてくれ」

「ええと……」

 椅子に座り、ノートPCの前で、アリハは困惑する。
 あ、そうか、そりゃこの世界の人間がパソコンなんてわからないよな。

「アカネ、説明してやってくれ」

 アカネの説明によってアリハはPCの操作を習得し、火魔法のスキルを得る。

 ぼくたちはもとの場所に戻る。
 アリハのレベルがまた上昇する。
 スキルポイントを風魔法スキルにつぎ込んでもらう。
 いまはとにかく、一点集中だ。
 オラーさんが数十分ごとに順次、神殿内部に捕虜だった人間を入れていた。

「・・・?」

「・・・あれはですね。楔のマナを利用するためである。定期的に私たちが操作するためです」

 オラーさんが説明してくれた。
 そのころには、すでにモンスターの7割弱が討ち取られていた。

「なるほど。しかしある意味おいしい狩場」

「ミアちゃんとかしてない」

「そういわれても、おいしいですよ」

「それは認めるわ」


 午後7時

 すべての掃討を終えた僕たちは、白い部屋にいた。



アキ:レベル40 剣術9/槍術9/射撃4/治療魔法6/風魔法3(メニュー・タンズ)/地魔法3/付与魔法9/召喚魔法9(リード・ランゲージ)/肉体9/運動9/偵察3 スキルポイント96
ハクカ:レベル38 治療魔法9 スキルポイント31
アカネ:レベル36 槍術7/付与魔法6 スキルポイント23
アリハ:レベル21 風魔法1 スキルポイント41



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