様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 白い部屋からもとの場所に戻ってすぐ、ぼくは、木の上から飛び降りた。
 そして、ハクカがやってきた。
 ジャージの上着にハード・アーマーをかけてから、ブルマに触れる。
 柔らかな太ももの感触に赤面するが

「ハード・アーマー」

 をかけた。
 自分のジャージやズボンにもハード・アーマーをかけた。
 そして、僕は和弘がアリスの尻を撫でるところを目撃した。
 アリスが、「あの」と困ったように和弘を見上げるが、にやりと笑っていた。

「もーっ、カズさんには、あとでお説教です!」

「カズさんはほんとえっちだなあ」

 アリスはぷんすかして、たまきはにやにやして、それぞれ左右の森に消えていった。

「えっち」

 いつの間にか樹から降りてぼくの横に立っていたミアとハクカが、ジト目で和弘を睨んでいた。
 時と場合を考えような。

「ミア、ランペイジ・プラントの効果は……」

「もう切れた。もっと援護、する?」

「いや、ヒート・メタル三発分のMPはとっておいてくれ」

 ミアは「ん」とうなずき、

「私には?」

「・・・ああ、そうだな」

 ミアのジャージに触れハード・アーマーをかけた。
 そして、ミアのブルマに触れる。

「ん、感じた」

「おい」

 ハード・アーマーをかけようとしたところで、この発言で一気に集中力が途切れた。

「ハクカのほうがよかった」

「あのな〜」

 ミアの発言に赤面しながら、ハード・アーマーをかけた。
 そして、ひょいと手を差し出してくる。

「なに」

「やっぱ、ここじゃ視界、悪い。木登り、手伝って」

「……じゃあ降りてくるなよ」

 もう一度肩を貸して、手近な樹の上によじ登らせた。

「わたしのお尻、いまなら触り放題。お肉だけは、ハクカに負けない」

「あのな」

「あ」

 木登りの途中でオークたちの方を見たミアの視線が、くぎ付けになる。
 どうしたと、ぼくもそちらを見れば……。

 オークたちがひときわ混乱している。
 悲鳴があがっている。

「ふたり、真ん中に乱入」

「無茶するな……」

 ぼくは両手でミアのお尻の支えたまま、ミアのお知りの感触に赤面しながらも顔をしかめる。
 
「って、登ってほしい」

「いま、いいとこ。たまき先輩、大斧で、大回転。わっ、かっこいい」

 ぼくはさっさとミアを樹上に押し上げる。

「・・・・んっ・・・ぁ・・・・・んっ・・・・」

 ミアの口から甘い声が漏れる。

「アキっち・・・・上手?」

「あのな」

 赤面しながら、ミアを押し上げた。
 そして、僕も手近な樹によじ登った。

 樹上から見下ろせば、オークの集団はいまや大混乱に陥り、右往左往していた。
 アリスとたまきは、当たるを幸い、左右からオークの群れを挟み込み、八面六臂の活躍をしている。
 前線では相変わらず先頭のオークが後ろに押されて大穴に落ち、槍使いの少女三人がそれに適宜、トドメを刺していた。

 そして。
 その後方では、混乱して逃げようとしているオークを、青銅色の肌のオークが蹴り飛ばす。
 オークたちは慌てふためき、ふたたびアリスとたまきの方へ向かう。

「お」

 ミアが呟いた。
 ぼくは次の瞬間、白い部屋にいた。



Menu

メニューサンプル1

メニューサンプル2

開くメニュー

閉じるメニュー

  • アイテム
  • アイテム
  • アイテム
【メニュー編集】

編集にはIDが必要です