様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 翌日。
 王都別邸の応接間のソファーで

「・・・というわけだ」

「私がですか?」

 ブロワ辺境伯と相対しているのは腰まで伸びた黒髪、緑の瞳の美少女であった。

「そうだ・・・役に立ってもらうぞ」

「・・・ブロワ辺境伯は、ホーエンハイム家についてご存知でしょうか?」

「あそこも企んでいると」

「バウマイスター準男爵に『ホーエンハイム家の聖女』様を正妻を宛がうご予定だそうです」

「・・・爵位を無視しての婚約か・・・・・あの公爵様はともかく伯爵家を蔑ろにはできぬよ。教会の世俗影響力は高い・・・だが権力は、枢機卿レベルで男爵家レベル」

 枢機卿は、宗派が1つだったときは、王族と同レベルの権力があったが、腐敗が進み宗派が分裂すると伯爵レベルの権力に落ち、さらに腐敗が進み、市民が宗教離れを加速させると男爵レベルの権力に堕ちたのだ。
 一応、総司教クラスになると伯爵レベルの権力を王国は与えたのだ。

「・・・爵位で対抗すると仮定して、パルケニア草原の開放が上手くいくなら功績により男爵レベルとなる」

「勲章やご高名で対抗なさるのではないでしょうか」

「双竜勲章は英雄に与える勲章・・・1つ上までは可能だとして子爵レベル・・・高名を付け加えれば2つ上までは対抗可能だとして伯爵レベルの権威となる」

 上級魔法使いの高名は、男爵相当の社会的地位を有していると思われているからである。国も市民の認識を否定しなかったのである。その理由とは、魔物の大量討伐や魔道具開発や開拓など、国の発展に大幅に寄与しているからである。上級魔法使いに貴族に任命するより一代限りの男爵相当の社会的地位を与えた方が面倒が少ないため割と有効に機能していた。

「ホーエンハイム家と釣り合いは取れますね」

「確かに教会幹部でもあるホーエンハイム家とは、釣り合いが取れる。だがエリーゼを妻に望んでいる伯爵家に対抗するのは厳しい」



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