様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 余は、自室でクリムトとワインを飲んでいた。

「ファブレ男爵が、動いたようである」

「報告は受けておる」

「やはり騒がしいであるか」

「余が謁見の間でパルケニア草原の自由開発許可をしたからの。少なからず、パルケニア草原で10キロシホウメートルの土地の開発とラングレー公爵派閥を筆頭に次男・三男の一時的な雇用と多数の職人達の雇用と空軍と陸軍の雇用許可と聞けば、パルケニア草原で何かしら開発をしようとしていることは貴族たちも理解しているようだが、今は、まだ明らかになっておらぬ」

「いずれ気づくである」

「そうよの。動きの早い商人たちは、すでに食料品等の準備をしておる」

「早いであるな」

「貴族の中には、ファブレ男爵の家臣枠の中に自身の子弟を入れようとしておるの」

「頓挫であるか」

「まあの。騒いでおる貴族たちは、ファブレ男爵に何の関係もない貴族たちだからのう。ファブレ男爵諸侯派閥に阻止されておる」

「ファブレ男爵諸侯派閥ですか」

「間違いでは無かろう」

「確かに・・・兄も大変だといっていたである」

「空軍と陸軍の増強は、必要だからの」

「増強は、どのくらいであるか?」

「空軍で2倍、陸軍で10%といった所よ。おかげで陸軍の無駄な砦等を廃止できた所よ」

「アーカート神聖帝国の戦争時代のであるか」

「ああ・・・彼らも無駄な利権であるのは理解できておったからの。新しく役職が増えるのであれば手放してくれたからの」

「王都開発計画は、進んでおらぬであるな」

「うむ、その前にパルケニア草原の街道開発が先だな」

「第1陣と同じ規模の商業都市であるか」

「空港があるし、立地としては申し分がないの」

「ホールミア辺境伯領とブライヒレーダー辺境伯領と王都を結ぶ中継都市であるか。ハヤテも絶妙な所を選ぶである」

「他の貴族たちの矛先をかわす意味があるからの」

「少々、ファブレ男爵に申し訳ないである」

「乗っ取る形になるからの。その分開発の援助は最大限行う予定よ」

「本人には言わなくてよかったであるか?」

「長男が何もしないのであれば、言う必要性もないことよ」

 余は、ワインを飲み、ファブレ男爵のこれからを想像する。

「出来れば、成功して欲しいが」

「先人が何年もかかっても開発できなかった代物である。『魔法の袋』同様にてこずるやも知れぬである」

「イシュルバーク伯爵の情報がある以上、あるいは、早まる可能性があるの」

「調査の方はどうである」

「王宮でも機密を守れる者たちに本の情報を精査した後、魔道具ギルドや魔導ギルドに任せる予定だ」

「ファブレ男爵やバウマイスター男爵に機密が駄々漏れであるな」

「『漆黒の翼』と『ドラゴンバスターズ』が発見した物だ。それはどう活用するかは、発見した者次第だの」

「帝国の方は?」

「騒いでおる者もおるが、現皇帝は、冷静だな」

「あれが実現すると」

「今の所はそうだ。あの二人の同行は決定だな」

「所で、ブロワの方はどうなったであるか」

「現当主は、王都に来ておらぬ。それと数日前からカルラもブロワ領に行っておる」

「ルーク少年に対して直接的な行動に出ておらぬであるな」

「バウマイスター男爵に標的を変える可能性もなくもない」

「ブランターク殿が同行しているである」

「出し抜く可能性もある。何しろカルラを妻にすればエリーゼは側室になるからな」

「出来れば正妻のままだとありがたいである」

「ブロワが相手だとブライヒレーダー辺境伯もバウマイスター男爵も危ういかも知れぬな」

「出し抜く可能性があると」

「あの男の目をかいくぐる策ぐらいは作れる男だからの」

「経験は、ブロワが上であるか」

「ブロワに比べたら二人とも若造になるかも知れぬ」

「ニーナが悲しまないことを祈るである」

「それとエドガー軍務卿が一人の少女を養女にしたのう」

「この時勢にであるか」

「うむ。名をミリィという。騎士爵の娘で、つい先日、父親がなくなったところをエドガー軍務卿がミリィを養女にする代わりにミリィの実家の支援をしておる」

「ルーク少年か、はたまたヴェル少年か」

「養女だから側室でもよいからの。あの男も拒否はせぬよ」

「鬼札であるな」

「後は、2人次第よ」

 余は、あの二人の正妻候補と側室候補に思い浮かべることにした。

 バウマイスター男爵:正妻候補 エリーゼ
           側室候補 ルイーゼ、イーナ、ミスミ

 ファブレ男爵   :正妻候補 スズネ
           側室候補 ハクカ、ミュウ、ヴィルマ、キャロル、ユメイ

 である。
 エドガー軍務卿のことだから、バウマイスター男爵にミリィをあてるぐらいはするの。アスガハン家は、エドガー家とは縁威だから、繋がりとしては薄いが、そこに兄2人の寄親としての繋がりで補強される感じじゃの。ならば、今の所繋がりの薄いバウマイスター男爵に宛がうか。

「ところでリーグ大山脈の遺跡についてはどうなったである」

「あそこは、ブライヒレーダー辺境伯が管理下においておる。最も必要な物は手に入ったみたいだから、今は後始末みたいなものだ」

「魔晶石が3つであるか・・・・大型魔導飛行船は足りるであるか?」

「新しい魔導飛行船を作る必要性がある」

「飛行可能であるか?」

「歴代の魔導飛行船は、古代の物でそれらを改修して利用しておるだけだからの。もしかしたら失敗する可能性も無いわけでもない」

「では」

「アーカート神聖帝国や他の貴族たちの目を逸らすのには役に立つだろう」

「ファブレ男爵であるか」

「そのとおりよ。所で、遺跡の成果は聞いておるか」

「魔道具であるか」

「そうだ」

「イシュルバーク伯爵の地下遺跡と合わせればいくつかは役に立つそうである」

「役に立ちそうか」

「ただ軍事用だなといっていたである」

「ファブレ男爵の趣味では無かろう」

「そうである・・・軍事利用される可能性が高いので開発しない可能性も高いである。何しろ他にも開発しないといけないものが大量にあるそうである」

「・・・後回しか。余が命令するわけにいかぬが」

「何かあるであるか?」

「アーカート神聖帝国に1人気になる高位貴族が報告として上がっておる。無駄な心配かも知れぬが・・・」



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