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「なあ、ルークはもう少しで12歳の誕生日だろう?」

「そうだな」

 新年パーティが終わったとある日の午後、現在ブライヒレーダー辺境伯様から借りて貰っている住居において、俺はリッドからもうすぐ誕生日ではないかと聞かれていた。

 誕生日。
 普通に考えれば、家族だの友人だのに祝って貰える嬉しい日であるはずだ。
 きっと、美味しいご馳走やケーキなども出るのであろう。
 プレゼントだってあるはずだ。
 前世では、家族に祝われたことがある。
 ところが、前世と合わせてここ6年間ほどの俺は違う。
 ルークになってからは、あの実家なので誕生日を祝うという発想すら無かった。

 トニーの誕生日に少し食事が豪勢になるくらいであろうか?

 その辺は、長男なので多少は優遇されていたらしい。
 他の兄弟の誕生日など、ほぼ無視というかまるで無視だ。
 多分、父などは、俺の誕生日すら正確に覚えていなかったのであろう。
 どうせ覚えていても、あの実家の経済状態で誕生日パーティーなどありえないはず。
 兄弟が多いので、いちいち祝っていたら金が足りなくなるのは確実であろうからだ。
 よって、ルークになった俺の誕生日の記憶は、6歳の頃にハクカとアリス姉さんに『誕生日おめでとう』と言われ、ハチミツ入りのパンなどで祝ってくれたこととアンディ兄さんが、毎年、手紙を贈ってくれていた。

 俺が実家の家族に興味が無く、アンディ兄さんとアリス姉さんだけが例外な理由が良くわかるというものだ。

「よう、ルークの坊主」

 とそこに今度は、ブランタークさんが尋ねて来て、俺達に声をかけてくる。

「ブランタークさん、今日はお仕事は良いのですか?」

「お仕事だよ。来週の安息日にルークの坊主の誕生日パーティーを開くから」

「この年齢の子供のですか?」

 基本的に貴族はパーティーが好きという事になっている。
 こういう時に、こういう規模で開くのが決まりという事情もあるのだ。
 貴族本人も人によってなので100%とは言えなかったが基本的にパーティーが好きな人が多く、そのために普段からお金を貯めている人は多かった。

 豪勢なパーティーを開ける貴族というのは、貴族らしくエレガントで財力にも優れていると評価されるからだ。
 主催が多いと、これも交友関係が広いと思われて評価される。
 人脈は、貴族の大切な武器の一つであった。

「珍しいが、開かないわけにもいかなくてな。ルークの坊主は、竜殺しの英雄だから」

 要するにプレゼントを持って押し掛けたい貴族や商人が多いそうだ。
 そして、そのプレゼントの見返りを期待しているのであろう。

「自分の縁のある貴族と商人だけお願いします」

「・・・ルークの坊主に配慮するよ。一応、お館様には伝えておくよ」

 俺の誕生日パーティーであったが、予定通りにブライヒレーダー辺境伯の屋敷で行われていた。
 招待客は、ザフト家やリョウ兄さんや彼らの同僚の貴族に商人達だけでも100名以上だ。
 ブライヒレーダー辺境伯様本人も珍しく顔を出し、その前にブランターク様に出席者の厳選も行わせていたようだ。
 参加者にラングレー家、ルックナー財務卿、エドガー軍務卿といった面々だった。
 あとは……。

「ルーク少年! 誕生日おめでとうなのである!」

 アームストロング導師も出席し、強烈な握手を受けた。

「これからも共に魔法使いの最高峰を目指そうではないか!」

「導師! 痛い! 痛い!」

 俺は、掌と肩に治癒魔法で治していた。
 挨拶やプレゼントなどで忙しかった。
 ようやくその義務も終わり、来週は関係者だけで誕生日パーティーが行う予定だ。

 参加者は、スズネ、リッド、ハクカ、ミュウ、ユメイ、キャロル、ヴィルマ、エル、イーナ、ルイーゼ、エリーゼ、ヴェル、ミスミ、ブランタークさん、アームストロング導師、アンディ兄さん、アリス姉さん、リョウとグラムとヘルムートとミリアリアさんとザフト夫妻も参加する事になっていた。

「ケーキは、ハクカとスズネがメイン。料理は、ミュウ達にミリアリアさんたちがするから」



 来週。
 この日に行われた誕生日パーティーは、アットホームな雰囲気で楽しく終わった。
 みんなで楽しく料理を食べ、プレゼントをもらい、ケーキに立てたロウソクの火を俺が消した。
 俺は、自室に戻ると

「私たちが、プ・レ・ゼ・ン・ト」」
 
 ベッド前でハクカとキャロルがミニスカメイド服と猫耳をつけていってきた。
 俺は、突然のハクカとキャロルの行動に驚く。

「る、る、ルーク!」

 俺の頭とは裏腹に俺の身体は、ハクカを抱きしめていた。
 ハクカの柔らかな身体に年相応の胸、頬を赤く染めなにやら慌てている顔、月明かりに映える白き花の木の匂い。
 俺は、ハクカの唇に

「待ちなさい」

 キャロルの一声で正気に戻った。

「キャロルちゃん・・・あのルーク・・・二人で考えたんだよ」

「・・・そうか・・・俺のベッドで休んでいいぞ」

 俺は、『瞬間移動』した。

「・・・え・・・あれ・・・・ここは?」

 ハクカが俺に抱きしめられたまま、周囲を見る。
 俺とハクカの周囲に生える木々、白き雪がパラパラと降り注ぐ森林地帯だった。

「・・・きれい」

「気に入ったか」

「うん」

 ハクカの満面な笑みにしばし見惚れる。

「ハクカ・・・好きだよ」

「・・・え・・・・あ・・・・うん・・・・その・・・私も好き・・んんっ・・・・ぁぁ・・・んんっ・・シュ・・ぁぁ・・・・」

 俺は、ハクカの返事に、狂喜しキスをした。
 ハクカが口を開くたびに、舌を入れ、ハクカの舌を絡め取り、唾液を絡め取る。
 ハクカの身体から徐々に力が抜け落ちていた。

「・・・・・・・・」

「・・・ハァハァハァ・・・・」

 ハクカが息を乱していた。
 身体は、完全に俺に身をゆだねていた。

「・・・ハァハァンンッ・・・ル・・・・ー・・・ク・・・・ンンッ・・・・・」

 再度、ハクカの口に舌をいれる。
 その後、何度もハクカの唾液を舐めたり、俺の唾液を飲ませたりした。

「・・ハァハァ・・・んっ・・ぁ・・・クッション」

 ハクカのくしゃみに正気に返り、『瞬間移動』で自室に戻る。
 冷え切ったハクカを温めるため、お風呂に入れさせた。

「・・・待たせたな」

「遅い」

 キャロルが怒っていた。
 ハクカの告白でキャロルのことを忘れていたな。

「事情を聞いておく」

「ハクカから聞いてないの」

「全く聞いてない。ハクカの告白を聞いて抑えが効かなかったからな」

「・・・ブライヒレーダー辺境伯様が本を貸してきて、これを使えばいいといったのが原因よ」

「そうか」

 ヒレンブラント家の養女であれば主君の頼みを拒否できなかったか。

「俺、ハクカの事好きだぞ」

「知っているわよ・・・ただ、側室でいいから考えておいて」

「分かった」

 お風呂から上がったハクカを待ち、ハクカを部屋に送り

「・・・んっ・・・る・・・・ち」

 部屋の前でハクカにキスをして、別々に寝るのであった。

「じゃあ・・・・おやすみ」

「・・・うん」

 今一緒のベッドで寝たら確実に手を出すからである。



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