様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 私とルイーゼとキャロルは、とある人に呼び出されてしまった。
 呼び出される理由も想像がつくのよね。

「お久しぶりですね。イーナさん、ルイーゼさん、キャロルさん」

「はい、お久しぶりです。ブライヒレーダー辺境伯様」

 私たちは、ソファーに座るとメイドがお茶を用意してくれた。
 お茶を飲み一息入れると対面に座るブライヒレーダー辺境伯様の言葉を待った。

「3人をお呼びしたわけですが」

「ボクたちの誰かがルークの家臣になった後であわよくば側室にという話ですよね」

 キャロルが驚いた顔をしていた。

「ええ・・・さすがに分かりますか。ルイーゼさん」

「婚約者がいなかったからですよね」

「その通りです」

「ボクとイーナちゃんだと難しいと思いますよ」

「難しいですか」

「パーティを組む時にもボクとイーナちゃんはヴェルのパーティに無条件で加入させていました」

「あなた達が強引にパーティを組んだからでしょ」

「チャンスを逃しちゃダメだし」

「それがアダになりましたか・・・であるなら、キャロルさんには、ヒレンブラント家の養子になってもらいます」

「私がですか?」

「ええ。どうでしょうか?」

「家臣はともかく側室は厳しいですよ」

「わかっていますよ。こればかりは、ファブレ男爵の意思次第ですからね。最低限、つながりがあれば問題ありません」

「随分、こだわりますね」

「ファブレ男爵が行おうとしていることはご存知ですか?」

「魔道具製造ですよね」

「その通りです。貴族はもちろん商人や職人の方々も狙ってはいますね」

「ブライヒレーダー辺境伯様も狙っていると」

「これでも大貴族ですので、少しでも利を求めるのは当たり前です。それにどこも人手余りですからね。唯一の例外は、冒険者になりますね」

「あの・・・ブライヒレーダー辺境伯様、パルケニア草原は?」

 ヴェルたちが解放したばかりの土地ではあるけど、あそこを開発すれば人手余りも解消されると思うのよね。

「イーナさんの言うとおり、あそこの開発が始まっていますのである程度の人手余りが解消されてはいます。管理する人材に関しては、貴族同士の駆け引き等も行われてはいますね。もちろんブランタークを派遣したわが家ですと相当な優先権がありますね。アームストロング導師やバウマイスター男爵やファブレ男爵が持っている優先権とは比べ物になりませんけどね」

「でもヴェルもルークもそんな話してなかったような」

「バウマイスター男爵は分かりませんが、ファブレ男爵は、婚約者の実家に優先権を貸与なされたわけです」

「上手い手ですよね」

「ええ・・・パルケニア草原の利権は、相当高いですからね。優先権を持っているので最低でも1000人の貴族の子弟や商人をパルケニア草原に送ることができます」

 ある程度の人手余りの解消よね。
 当然ながら、ブライヒレーダー辺境伯様も優先権を行使して多数の人材を派遣して人手余り解消を目指したのよね。

「ファブレ男爵家は、ラングレー公爵家に多大な利権をもたらしています。スズネ姫と婚約したい貴族家は多数いますがパルケニア草原の利権以上の利権を提示することは王家以外は不可能ですね」

 ルークは、スズネ姫との婚約に対して足元を固めているわね。
 本人が意図しているわけではないでしょうけどね。

「キャロルを側室にした縁から家臣を送り込みたいと」

「寄親ではありますが、得られる利権は、婚約者がいるラングレー公爵家や親しいお兄さんがいるザフト騎士家ほどではありませんからね。寄親以上の利権を求めるならば、キャロルさんに側室になってもらい、その縁から人材派遣が一番いいのですよ」

「一応、努力はしますけど」

「ええ、応援していますよ。私も後押しぐらいでしたらやりますよ」

 キャロルの返事にブライヒレーダー辺境伯様は、キャロルに念を押したあと解放してくれた。



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