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 冒険者予備校9日目 放課後
 俺達の今日の予定は狩猟である。
 冒険者ギルドによると昨日の茶髪の少女と黒髪の少女がいた。その隣には、授業初日で戦いを挑んできた腰下まである緑の髪を赤いリボンでポニーテールにしている薄赤の瞳の少女とハクカと一緒に『治癒』を使ってクラスメートを治していた膝下まである小麦色の金髪をポニーテールにしている薄紫色の瞳の美少女がいた。

「昨日ぶり、怪我は平気か?」

「ええ、おかげさまで・・・あなた達もバイトなのかしら」

「ああ」

「所であいつらは・・?」

「パーティ解散したわよ」

「はや・・・」

「それは向こうに言ったらどうかしら」

 少女達の視線の先にはあの男ふたりと女ふたりがいた。
 どうやら、速攻でパーティを組んだようだ。
 昨日の競争の後だとお互い気まずいか。
 ゼークト先生にも事情を説明してパーティ解散したそうだ。
 ゼークト先生曰くこの時期にはよくあることだそうだ。今日だけで5組がパーティ編成を庶務に出した人たちがいたそうだ。

「私たちと合同任務受けてみない」

「合同任務?」

「そうよ。当然だけど狩猟は場所によっては稼げないでしょ」

「獲物が少ないよね」

「ハクカの言うとおりよ」

 俺達は、顔を見合わせた。

「でも、場所次第では合同で狩猟を受けたほうが安全でしょ」

「まあ、そうだな」

 俺達は、顔を見合わせて頷いた。
 どうやら答えは一緒のようで、彼女達と合同でパーティを受理することにしたのだ。
 彼女達の腕は、悪くないのだ。後はパーティの人間関係だけが問題なぐらいだが、それは合同パーティで確かめることが出来るだろう。

「そうね。自己紹介がまだだったわね。キャロルよ。武器は見て分かるとおり槍よ」

 茶髪でピンクのヘアーバンドでツインテールにしている巨乳の美少女が自己紹介をした。

「ミスミ。武器は、剣」

 続けて制服に似た服装をしている黒髪の美少女も自己紹介をしてきた。

「ユリアよ。ルイーゼと同じく魔闘流よ」

 緑の髪の巨乳の少女も自己紹介をしてきた。

「アクアよ。魔法は、水の強化補助が得意よ」

 小麦色の金髪の美少女も自己紹介をしてきた。
 魔力量的には初級みたいだが、これから魔力が増えれば、上級になれる可能性があるかな。
 俺達もそれぞれ自己紹介をした。
 昨日の報酬だが、猿1匹につき銀貨5枚、熊1匹で銀貨300枚である。その他に、鳥対策で一人頭、銀貨100枚、害獣駆除の任務で一人頭銀貨100枚である。合計 銀貨4100枚であった。

 税金差し引いて一人当たり、銀貨315枚であった。

「くまが高いな」

「そうね」

 ちなみに熊の肝は薬の原料になり、肉は食料、皮は、服等に活用されている。一番高いのは熊の肝で、2番目が肉、3番目が皮である。
 俺達は、合同依頼を受けるのであった。



 3日後の休息日。
 寮の前で、馬車が止まった。
 どうやらこの馬車で行くようだ。
 俺達は、馬車に乗り込んだ。
 お互い緊張して、馬車の中では沈黙したままであった。
 そして、ブライヒレーダー辺境伯の屋敷に到着した。

「おお」

「さすがは、領主の館だな」

 俺達は領主の屋敷を見て感嘆な声を上げる。

「ファブレ騎士領の屋敷より大きいよね」

「そうだな」

 当たり前の話である。
 庭に入るとイーナ、ルイーゼ、ヴェンデリン、エルの4人組がいた。

 ハクカは、桜色のドレスを着ていた。髪には、白いリボンでついていた。
 ミュウは、白のドレスを着ていた。髪には、赤いリボンがついていた。
 ユメイは、黄色のドレスを着ていた。胸元に金のリボンがついており、髪に青色のリボンがついていた。
 アクアは、フリル満載の白のドレスを着ていた。
 ユメイは、赤い色のドレスを着ていた。胸が強調されている視線を逸らす俺とリッド。
 ミスミは、茶色のドレスを着ていた。シンプルにリボンがついていた。
 キャロルは、青色のドレスを着ていた。胸上と胸下をリボンで結んでいる形で、思いっきり胸が強調した姿であった。俺とリッドは、なるべくキャロルの胸を見ないようにするのであった。
 イーナは、赤のドレスを着ていた。
 ルイーゼは、青のドレスを着ていた。
 その他にも予備校の特待生全員がいた。

「とりあえず、ヴェンデリンたちのところに行くか」

「そうだね」

 ヴェンデリンたちのところに俺達は移動した。

「や〜、南部筆頭貴族のパーティは豪華だな。こういうのを出ると自分が貴族だってこと実感するぜ」

「エルは、今までこういうパーティに参加したことあるのか?」

 ガツガツ

 とエルが食べながら答えた。

「まぁねウチにも寄親がいるからな。つっても子爵だしここまで飯も酒も豪勢じゃないけど」

「よ」

「おう」

 俺達は、エルとヴェルに挨拶した。

「しかしお前さっきから肉ばっか食ってないか?」

「そりゃ、一番単価が高いからな」

 ガツガツ

 とエルが食べていた。

「あら・・・ヴェルたちは食べないの?」

 同じく、女の子であるイーナやルイーゼも、まずは色気よりも食い気なようだ。
 持っている皿には、肉類を中心に料理が山盛りに積まれていた。

「俺達は一応知り合いを見かけたから挨拶してただけだぜ。挨拶が終わったから食べるけどな」

「あら、そうなの」

「食べて、この正装代金の一部でも回収しなきゃな」

「うおおおおお」

 ガツガツ

「うん、うん。回収、回収」

 挨拶が済むとそれぞれお肉や野菜類をお皿に盛っていく。
 そして、食べ始める。

「お肉、おいしい」

「ああ」

 ミュウが満面な笑みを浮かべていた。

「しかし……ブライヒブルクに来て飯が豪華になったって改めて思うよ」

「それはそうかも」

「確かにな」

「ヴェルやルークの実家は僻地で不便って有名だものね」

 どうやらイーナたちに知られているぐらい有名なようだ。

「なんか、うちの実家って衰退する未来しか想像できないんだよな」

「それはなんともご愁傷さまね」

 と素っ気無くイーナは言うが、こう言っては残酷だが彼女も俺もバウマイスター騎士領の将来に興味など無かった。
 俺とイーナにとっても関係のない隣領地の話だ。

 あとは、俺達が生まれるか生まれないかの頃に起こった魔の森と天地の森への遠征で、イーナやルイーゼの実家に犠牲が出て、隔意を持っている可能性であろうか?

 ただこれも本人達は『そんな、記憶も無い赤ん坊の頃の事を言われても……』という事のようだ。

「でもあと三年で成人になれば家とは縁が切れるし、あまり気には」

「いや、それは少し甘いと思うよ。ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター君」

 突如、イーナではなく他の若い男性の声が聞こえ、俺たちは声のした方向に身を向ける。
 するとそこには、年齢は三十代前半ほどに見える、品の良さそうなくすんだ銀髪にグレーの瞳をした青年が立っていた。
 まあ、年齢的にギリギリ青年扱いでも構わないであろう。

「ええと、どちら様でしょうか?」

「ヴェル、バカ!このお方は」

 隣にいたイーナが慌てた態度でヴェルの腕を引っ張る。

「ああ、申し遅れました。私の名は、アマデウス・フライターク・フォン・ブライヒレーダーと申します」

 ブライヒレーダー・・・!

 この人がブライヒレーダー辺境伯。
 俺たちは急いで頭を下げた。

「これは、無礼をいたしました。平にご容赦を」

「いや、君が私の顔を知らないのも無理はない」

 寄親の顔を知らない寄子の子供というのは前代未聞のような気がしたが、当人であるブライヒレーダー辺境伯は気にしていない様子であった。

「君たちも顔を上げてくださって結構ですよ」

 ブライヒレーダー辺境伯に言われ、俺、リッド、ハクカ、ユメイ、ミュウ、ミスミ、キャロルも頭を上げた。

「しかし、君が冒険者予備校に入学していて助かりました。これでようやくバウマイスター家の方にご参加していただけましたから……君達は魔法使いだそうだね。お会いできて光栄です」

 ブライヒレーダー辺境伯様が俺とハクカとヴェンデリンに一礼をしてきた。

「こちらこそお会いできて光栄です・・・所でどこからの情報ですか?」

 俺もハクカも入学試験で魔法は使ってないのだ。
 ブライヒレーダー辺境伯様にこんな早い段階で魔法使いだと分かるということは、少しおかしいのだ。
 少しだけブライヒレーダー辺境伯様が驚いていた。

「君達は、少し世間に疎いですね」

「・・・・・」

「魔道具屋での売買についてはご存知ですよ」

「『魔晶石』ですか」

「ええ。本来、魔道具は王都で作られていますから、君が作った『魔晶石』は年の割りに性能がよかったです。おかげでこちらも助かりましたよ」

「ありがとうございます」

「所でバウマイスター君。ご友人と同席の所申し訳ありませんが少し私にお付き合いいただけませんか」

「大丈夫ですが、何か私に用事でも?」

「ええ、大した用事ではないのですか」

 そのようにブライヒレーダー辺境伯様に誘われて屋敷へと向かうことになったヴェンデリンであった。
 俺たちは、その間に食事を再開することにした。

「美味しいよ」

「ああ」

 ハクカ達も普段自分たちが食べている食事より上等でおいしい物が食べられて嬉しそうであった。
 一時間ほど席を外していたヴェルであったが、急ぎ残っていた料理を集めて食べ始めていた。

「おいおい、戻って来たと思ったら良く食べるな」

「お腹減ったし」

「ブライヒレーダー辺境伯様に呼ばれていたんだって? 実家絡みの事か?」

「そんなところだな」



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