様々な小説の2次小説とオリジナル小説

 俺達がターベル山地砦を落としてから一週間、いまだに反乱軍の新手に包囲されたままであった。
 こちらを包囲する反乱軍の数は、推定で3万人ほどだ。
 攻城戦は仕掛けてこず、最初は儀礼通りに降伏の使者を送ってきて、次はヴィルマの鉄弓に先々恐怖しながらこちらを窺っている。
 開戦後に初見殺しをするべくヴィルマに魔力の多い順に魔法使いを狙撃させたのが原因であろう。
 当然、中級の魔法使いは『魔法障壁』で防ごうとしたが、俺が弓矢に『ブースト』を重ねがけして貫通させた。
 彼らの多くは頭部を粉砕されて死亡し、残された魔法使いから報復の魔法が飛んでくるが、これはブランタークさんと導師とミズホ伯国軍の魔法使い達によって防がれる。

 こちらが狙撃以外は防衛に徹したので、反乱軍の魔法使いは味方よりも遥かに劣勢になっていた。
 元々上級の魔法使いがいなかったせいもあり、魔法戦に負けた反乱軍は、本来の作戦である包囲作戦に戻っていた。非常に残念なことに

「ルーク様」

「いけるか?」

「うん」

 ヴィルマの肯定により、魔法使いだけでも殺すことにしたのだ。
 600m程度では、ヴィルマの鉄弓の有効射程距離からは逃れられなかった。しかもここは山であり、相手は山を降りているのだ。非常に狙いやすいのだ。そして、1万の魔力を使用した『ブースト』が込められたヴィルマの弓矢に21人の魔法使いが狙撃されていった。尚、魔法使いの後方にいたため巻き添えで100人近くの兵士がお亡くなりになったのだ。

「魔力切れだな」



「近寄って来ないな」

「飢えさせて弱らせてから落とす。もしくは、降伏を促す」

 タケオミさんと共に城壁の上から遠方の敵軍を見るが、彼らは動かない。
 時期的にうちの食料が尽きると計算しているので、無理はしない方針なのであろう。
 今はヴェル付きになっているハルカの兄であるタケオミさんであったが、この人は妹が絡まなければ至極まっとうな人であった。
 その発言に何らおかしな点はない。

「もっとも食料は尽きていないけど……」

 テレーゼがそれを見越して俺たちに参加させたのかは不明であったが、魔法の袋に入っている食料で不足分を凌いでいたのだ。

『伯爵様は、大量に食料を持っているんだな。昔にブライヒレーダー辺境伯家遠征軍の分は返したじゃないか』

『別に買い溜めた物です』

『備えあれば……、というやつか?』

『ブランタークさんは、どうなのです?』

『俺と導師とカタリーナの嬢ちゃんは、自分の分くらいだぜ』

『ルークは?』

『俺か。ブロワ辺境伯との紛争が原因で5万人分の食料を3か月分ほど確保したけどね』

『あれか』

『しかし千五百人に一週間以上も食べさせるのだから凄いけどな』

『俺は食事には気を抜かないタイプなんです』

『それは見ていてわかるけどよ』

 元から軍で持参した食料に砦に残された食料も少しはあってこれも確保しているが、さすがにあと一週間が限界であろう。
 作戦案では、砦を落とした直後に専用の守備兵と食料が到着する予定であったが、この完全包囲下で来れるはずがなかった。

「そろそろ気が付くかな?」

「もう数日は気が付かないはずです」

 タケオミさんは、妹のハルカが絡まなければ普通に優秀な武官であり剣士でもある。
 食料が不足しているかのように見せているのは、下手に余裕があるのがわかるといらぬ攻勢を生んでしまうからだ。
 最終的には戦わなければいけないのであろうが、今はその前に籠城戦の準備なども必要であった。
 このターベル山地砦は、あまり予算が貰えていなかったらしい。
 遠方からの見た目に反して補修不足で防衛力に不安がある箇所もあり、俺とヴェルが魔法で色々と直す羽目になっていたのだ。

「捕虜を返した時点で、疑われてはいないはずです」

 最初に反乱軍に包囲された時に先の攻城戦で捕虜になった全員を解放している。
 残しても管理が面倒であるし、彼らも食料を消費してしまう存在だからだ。
 無条件の解放なので、トヨツグさんは『奮戦した敵軍の兵士達に対する敬意の表れである』というそれらしい口上を反乱軍の指揮官に述べていたが、敵軍は食料を無駄に消耗する捕虜を負担に思えたからだと確信したはずだ。
 身代金や捕虜交換も経ずに帰しているので、向こうは俺達が食料消費を抑えるために苦渋の決断をしたと思っているはずだ。

「もう少し油断させないとな」

 俺達がターベル山地砦を占領した直後に突然現れた反乱軍によって逆に包囲されたという事は、他の占領地でも同じ事が起こっているはずだ。

 テレーゼは、間違いなくその後詰めで兵を出さないといけない。
 兵力数や重要度的にうちが後回しになる可能性は高く、ならば時間を稼いでおくのが上策であろう。

「バーデン公爵公子達を優先するだろうからな」

「ええ……」

 余計な攻勢案を出して自爆したバーデン公爵公子であるが、有力な味方なので見殺しにも出来ない。 
 彼が戦死をするとニュルンベルク公爵に囚われているという彼の父親バーデン公爵の身を案じて、バーデン公爵家が反乱軍側に寝返る可能性もあったからだ。

「それに、ここはすぐには落ちない」

「そうですね」

 既に修理と強化を終えた城壁を降りて二人でミズホ伯国軍の陣地に行くと、そこではトヨツグさん以下の幹部が食事を取っていた。
 メニューは、焼いたパンに野菜と肉をショウユで煮た物がメインになっている。
 あとはこれに、魔の森産のフルーツやチョコレートなども支給されていた。
 通常であると軍の食事は兵士と騎士以上で大きな差が存在している。
 貴族の中には専門の調理人まで連れて来る人もいるそうだが、今回はみんな同じ食事を取っていた。
 兵士達の士気や精神状態が重要となる籠城戦なので、幹部だけで酒や美味しい物を食べていると思わぬ敗北を迎えてしまう可能性があるからだ。

「魚が食いたいな」

「早くあの連中をぶち殺して、一杯やりたいものじゃ」

「十分に食えるだけで贅沢であろう。バウマイスター伯爵様やファブレ伯爵がいなかったら、今頃は食料は尽きておったぞ」

 ミズホ伯国軍の幹部達は、出された食事を早食いで食べている。
 戦争中なので、早く食べる事が肝要でマナーでもあるからだそうだ。



 そんな話をしてから数日後、遂に反乱軍は動いていた。
 少しずつ様子でも見るかのようにターベル山地砦正面門前の山道を登っていたのだ。
 山道の幅の関係で、正面門に一度に襲いかかれる軍勢は二千人ほどであろう。
 だが、交代で攻められれば反乱軍は5万人なのでターベル山地砦を落とされる危険性があった。

「魔法使いは要人警護か……」

 ヴィルマによる狙撃に警戒して、人数が減った彼らは貴族などの護衛にあたっていた。ここ7日で魔法使いは840人ほど狙撃されているのだ。巻き添えでなくなった兵士は、2520人ほどである。
 軍勢を詳しく観察すると彼らは反乱軍に参加した諸侯軍の混成部隊のようだ。
 狙撃された魔法使い達の最期を直接目にして、自分の身を守る事に専念させているらしい。

「間違ってはいない。貴族の当主が死ぬと面倒だから」

 トップが消えるので、諸侯軍の混乱は必至だからだ。
 自分だけ戦死傷を避けようと見られてしまう者も多いが、それは今までの行いの差であろうから俺からは何も言えない。

「ヴィルマ」

「うん」

 俺の『ブースト』でヴィルマは、弓で狙撃を開始していた。セイは俺の隣におり、攻撃が来た際の防御担当である。弓矢や魔法で攻撃されるが、セイが魔法障壁を展開して、防ぐ。
 倒れる2名の中級の魔法使いと後方にいるせいで巻き添えで倒れる兵士と貴族たちが数十名近くと増えていた。

「どうするの? ヴェル」

「新兵器の実験をする」

「この巨大な麻袋を投げればいいの?」

「ルイーゼの怪力で頼むよ」

「ボクは魔力で力を増やしているだけで、普段はそうでもないけど……」

 ヴェルから怪力扱いされて少し不満なようであったが、ルイーゼは足元に準備していた直径ニメートルほどの巨大な麻袋の球を行軍中の敵軍に向けて投げていた。

 魔力のせいで数百メートルも飛んだ麻袋を兵士達は慌てて避けていたが、ヴェルは地面に落ちる直前の麻袋に魔法で着火を行う。
 なぜか中心部から大爆発を起こした麻袋からは、岩の鋭い破片や鋳溶かすしか使い道が無い金属片などが詰められていて、周囲に飛び散って多くの兵士達を死傷させる。

 威力の関係で、貴族に降りかかった破片は護衛の魔法使いによる『魔法障壁』で防がれていたが、別に目標は貴族ではない。
 なるべく多くの兵士達を死傷させる事にあり、攻城戦を断念させる事にあった。

「全部投げちゃって」

「こういう武器なんだ。凄い威力だね」

 準備していた破片入りの麻袋は合計で十個、全て無事に行軍中の兵士達の近くで破裂して多くの死傷者を出す。
 死者はそれほど出ていなかったが、破片で負傷した兵士は多い。
 重傷者は無事であったり軽傷の兵士達によって後方に下げられていく。

「治療が終わるまで攻撃には参加できないわけだ」

 加えて、あまり充実していないはずの従軍神官達への負担も増す事になる。
 多くの怪我人を治療して魔力を失い、魔力が回復しない内に無理に攻勢を強めれば、負傷者が治療できないで助けられない事態も考えられる。

 完全に時間稼ぎのためだけに準備した物であった。
 死者も三桁以上は確実に出ているので、攻撃兵器としても有効であった。

「悪辣だねぇ。ヴェルは」

「うん。褒め言葉だと思って受けておこう」

「旦那様としては、頼もしい限りだね。でも、何で爆発したの?」

「使わないクズ魔石を使ったんだ」

「魔石を?」

「多少の工夫は必要だけどね」

 魔物を狩って得られる魔石には、小さかったり籠っている魔力が少なかったりであまり値段にならない物も多い。
 魔道具作りで薪や炭のように消耗品扱いする使い方もあるのだが、需要がそこまで無いので冒険者ギルドに買い叩かれてしまうのだ。
 古代魔法文明時代ならば、大量のクズ魔石から魔晶石を製造する技術もあったそうだが、生憎と今は研究中である。
 魔道具ギルドと魔導ギルドが試作する量程度で需要が増えるわけもなく、俺は集めたクズ魔石を無駄に死蔵していた。

「某も使えたら良いのにとしか思えぬな」

 移動系の魔法が封じられているせいで、『高速飛翔』が使えない導師は魔力で腕力を強化して石を投げ続けていた。
 投げる石はいくらでもあるので、それを選んだのであろう。
 石が直撃した兵士は動かなくなっていたが、あまり効率が宜しくない。
 導師が使える蛇の放出魔法は、威力の割に魔力の消費が激しいそうで今は使っていなかった。
 反乱軍との距離もあるので、投石で十分だと思っているようだ。

「あいつら。進撃を止めないな」

 ヴェルの自家製炸裂弾に導師の投石で数百名の犠牲を出しつつも反乱軍は次第に正門前に近づいてくる。
 貴族達は、攻撃を続行するつもりのようだ。
 ブランタークさんは味方の弓矢による攻撃を魔法で強化しながら、魔法使い達の動向に注目している。

「魔法使いが、攻撃に転じませんかね?」

「自分の守りを解いてまで攻撃命令を出せる連中がいないようだな」

 反乱軍は混成部隊で、前に戦った帝国軍と選帝侯家諸侯軍の混成部隊よりも練度や装備が劣る。
 ついでに、あまり軍勢の指揮にも慣れていないようだ。
 ただ多数で正門に殺到できれば勝ちだと思っているのかもしれない。

「向こうも酷い物だな」

 ブランタークさんは呆れ顔だ。
 味方はテレーゼが完璧な主導権を取るのに苦心しているし、反乱軍は一見ニュルンベルク公爵が主権を完全に把握しているように見えるが、邪魔な貴族や帝国軍幹部の力を落とすのに犠牲を厭わぬ無理攻めを強行、いや誘導しているのであろう。

 少しでも敵を削れれば良しで、駄目でも犠牲を出して力を落としてしまうのでニュルンベルク公爵にとっては好都合だ。

「短期的には良い手だと思うがな」

「長期的には最悪ですよね」

 出した犠牲の回復で、帝国は膨大な時間と金を必要とするからだ。
 破壊の後の再生というやつかもしれない。

「ヴェンデリンさん。近づいて来ましたわよ」

「そろそろだな」

「ちゃんと狙えよ! 撃てぃ!」

 鹵獲されたバリスタや普通の矢なども大量に発射される。
 正門前で多くの兵士達が撃たれて地面に倒れ、少し後方から反乱軍による弓攻撃も始まるが、これはカタリーナが一人で防いでいた。

「あまり多用は出来ませんわよ」

 カタリーナは、『強風』の魔法を駆使して反乱軍からの弓矢攻撃を反らしている。
 風魔法に煽られた大量の矢は、パタパタと地面に落下していった。

「治療します」

「すいません」

「傷を治すよ」

「『治癒』」

 たまに矢が命中してしまう者もいたが、反乱軍に比べれば圧倒的に数が少ないのでハクカ・エリーゼ他数名の治癒魔法使いによってすぐに治療されていた。

「圧倒的に味方が有利ではあるが、諦めないな」

 エルもヴェルの傍でハルカやタケオミさんと共に弓矢で敵を攻撃していた。
 まだ城壁を登って来た敵はいないので、刀を振るう機会はまだ訪れていなかったからだ。

「なかなか諦めない」

 既に相当の犠牲も出ているし、先ほどの炸裂弾の攻撃で出た負傷者への治療で治癒魔法使いの魔力は枯渇しているのであろう。
 後方に下げられた負傷兵達は、数時間後も戻って来なかった。

「そろそろ諦めればいいのにな」

「それが出来るのなら、最初から攻めて来ないであろう」

「導師。急に正論を吐くなよ。冗談なんだから」

 ブランタークさんの気持ちはわかるが、いくら落とし難い山頂の砦でも七分の一ほどの守備兵しかいない砦を奪還できなければプライドに関わるのであろう。

 貴族らしい指揮官達は、犠牲も厭わずに攻撃命令を出し続けているようだ。
 良く見ると遠方から激しい身振り手振りで攻撃命令を出している。
 本人は、傍にいる魔法使いに常時『魔法障壁』で守られているので危険は少ないと思っているようだ。
 兵力の無駄な消耗に何も感じず、自分は安全な場所から命令だけ出している。
 こういう連中だからこそ、数で押す戦法には使えると思ってニュルンベルク公爵が彼らを指名したのかもしれない。
 消耗しても特に惜しいとは思われていないのであろう。

「こちらの犠牲を抑えつつ、防戦ですね」

 他の攻略部隊がどうなっているのかを確認しようがないが、この人数では助けにもいけない。
 命令されても断固拒否するしかないであろう。
 負けないようにして、どうにかテレーゼがいるソビット大荒地の陣地に逃げ帰らなければいけない。
 当然、このターベル山地砦は放棄するしかない。
 補給も無いのに、こんな山頂の砦など維持できないからだ。

「第二小隊と交代!」

 反乱軍は相変わらず勢いよく攻め寄せ、こちらの手痛い反撃を受けて死傷者を増やしている。
 負傷者は回収して後送しているが、死者は放置していて、正面門や城壁の前に折り重なっていた。

「良く狙って撃てい!」

 味方は、攻城部隊の後方から飛んでくる弓矢を避けながら銃弾と弓を撃ち続けている。
 たまに犠牲者も出ていたが、損害比率は比べるのも可哀想なくらいだ。

「従軍神官! 治癒魔法を!」

「さきほどの負傷者の治療で魔力が尽きたそうです」

「なぜお館様は攻撃を明日にしなかった!」

 増え続ける犠牲にようやく心が折れたのか?

 昼過ぎになってからようやく撤退を開始していた。

「ヴィルマ!」

「任せて」

 勿論、反乱軍の方が圧倒的に数が多いので追撃は行わない。
 だが、ヴィルマに狙撃を行わせて敵を減らしておく必要があった。
 ヴィルマは鉄弓を構え、俺はそれに魔力を供給しながら背中を向けた魔法使いの中で一番魔力量が高い奴を探す。
 とはいっても、そういう奴は貴族指揮官の傍にいるのでわかりやすかった。

「あいつだ」

 ヴィルマに指示を出すと、すぐに標的に照準を合わせて引き金を引く。
 魔法使いの頭部を柘榴にように破壊していた。

「次はあいつだ!」

「わかった」

 反乱軍は撤退の速度を早めた。

「逃がさない」

 ヴィルマの射撃はもう一人の中級魔法使いの頭部を吹き飛ばし、これでようやく今日の戦闘が終了するのであった。



「エリーゼ。すまないが」

「いえ。これは、神官でもある私の役目です」

 戦闘終了後、俺達は反乱軍が大分後方まで下がったのを確認してから門を開けて死体の処理を行う事になる。
 とはいっても、いつ反乱軍が攻撃を再開するかもしれないので、遺体の埋葬などは行えない。
 使える物を剥ぎ取り、ある程度纏めてエリーゼ達神官が事前に作っていた聖水を振りかけてお祈りを捧げる。
 これをしておかないと魔物の領域で無くても稀に死体がアンデッドになってしまう事があるからだ。

「戻ろうか?」

「はい」

「ハクカもな」

「うん」

 数時間後、一緒に作業を行ったミズホ伯国軍の兵士達と共にターベル山地砦に戻る。
 ハクカと手を繋ぎながらであるが、こうでもしないと死体の山で陰気な考えしか浮かばなくなってしまうからだ。



「ルーク。夕食が出来ているわ」

「ありがとう。ファラ」

 明日も攻撃があるはずなので、食事を取って早めに寝てしまうに限る。
 それでも、俺達には夜警などが割り振られていないだけマシであろう。
 地形的に夜襲を試みてもすぐに見付かってしまうので意味は無いが、こちらの士気を落とすために攻めるフリくらいはしそうなので警戒はしていたのだ。

「無理をさせているなぁ……」

 この状況で妻達と夜の生活などあり得ない。
 俺達は、男子用と女子用のテントに分かれて寝ていた。
 魔法使いは寝ないと魔力が回復しない。
 いつ魔力が必要になるかわからないので、常に休む事を優先される。

 リッド、ファラ、ハルカは、貴重な魔法使いを失わない盾としての役割を期待されているので交代で俺達のテントを護衛している。

 ミズホ伯国軍からも人を出しているし、彼らは三交代制で反乱軍への警戒も怠っていない。
 休む時間は十分に与えられているのだが、慣れない戦闘と死体の山ばかりで精神が休まらなかった。
 だが、男である俺が弱音を吐くわけにはいかない。
 ハクカ達は、女性の身でそれに耐えているのだ。



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