様々な小説の2次小説とオリジナル小説

「反乱未遂か・・・」

 ブロワ辺境伯家臣家による反乱未遂事件は無事に解決した。
 彼らは、全員武装解除されて、今はルパン兄さんが召集した警備隊員によって監禁されている。
 ファブレ騎士爵領に牢屋などないので、今は農器具小屋に押し込まれている。
 今は、ルパン兄さんが書斎でヒルゼンから事情を聞いているが顔が引きつっていた。
 領内で発生しつつあった反乱にもかかわらず、領主でもある自分に報告せずに鎮圧を俺達第3者に任せてしまったからだ。
 戦力的に考えてヒルゼンの考えが一番正しかった。特に犠牲者なしという点である。

「お館様に報告をせず、ファブレ伯爵様に鎮圧をお願いした点につきましては、私の不覚。これを功績とは思っておりませぬ」

 反乱に失敗した捕虜は、ファブレ伯爵家で引き取ることになった。
 ブロワ家の責任を追及するのに彼らは決定的な証拠となる。

「それでどうするんですか?」

「どうしたものか」

 ヒルゼンに対する褒美である。
 ルパン兄さんに報告しなかった点で、減額理由にはなるが、反乱未遂を阻止したのと犠牲者がいないので功績になるので褒美が必要である。
 功績に対する褒美としては、金銭あるいは取り立てるのが妥当である。

「金銭でなら大体、金板3枚あるいは6枚ぐらいですか。報告なしで減額したとして、金板3枚ぐらいですか?」

「ヒルゼンさんを取りたてるのは」

「難しいな」

「私も年ですので、取り立てられても困ります」

 ルターも名主に決定しているので、ファブレ騎士領で取り立てるのは不可能である。商店の責任者は、俺の姉でもあるアリスである。彼女を取り立てるのもまた厳しい。

「ポニーかレイナさん位しかないよな」

「取り立てるのか・・・」

「厳しいですか?」

「ああ、今のファブレ騎士領だと厳しいな」

「そうなるとやっぱり金銭か」

「・・・ハァ」

 こうしてヒルゼンとルターの褒美は金銭の類となった。



 10時間後
 1隻の魔導飛行船が姿を見せた。
 中にはヴィルマの実兄でもあるモーリッツ率いる50名の兵士達がいた。

「反乱の鎮圧で活躍できると思ったのですが」

「兄さん、ルーク様がみんな倒してしまった」

「残念だなぁ・・・お館様、捕虜を収容します」

 反乱鎮圧に参加できなかったモーリッツは、それでも真面目に俺達が取られた捕虜を収容していた。
 その途中、ヒルゼンの姿を見た彼らは怨嗟の声を上げていた。

「貴様!俺達はお前を信じて全てを話したんだぞ」

「人の弱みに付け込みやがって」

「人生色々ありますよ。私もそうでした。それにあなた方は、運が開けたかも知れませぬぞ」

「そんなわけがあるか」

「地獄に落ちろ」

 叫びながらモーリッツたちに連行されていく捕虜達。



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